ミヤマウズラの花
ミヤマウズラの花が咲いていました。何ヶ所かの自生地を知っていますが、この場所へは毎年様子見に行っています。とても小さな株で、十数年見続けて来ましたが、殆ど変わりません(増えません)。
花は、昨年同様僅か3個です。他へ行けばもっと花数の多い個体と出会えますが、ここに拘るのは初めて花を見た場所だからです。それに、心無い輩に連れ去られていないかの確認も兼ねています。
「花は一方に偏って咲く」とありますが、この個体は下と中が反対を向いています。
左右に開いた側萼片は、小鳥の羽根のように見え、口を開けて餌を待つ赤ちゃんみたいでしょ?
どうしてミヤマ(深山)の名を付けたのか分かりませんが、どちらかというと低山で見る事の多い野生ランです。ミヤマの名が相応しいのは、亜高山帯の針葉樹林に生えるヒメミヤマウズラだと思います。
ラン科シュスラン属ミヤマウズラ(Goodyera schlechtendaliana Rchb.f.)。
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