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2018年7月24日 (火)

ヒメノヤガラとムラサキニガナ

富士市某所で見つけたヒメノヤガラとムラサキニガナです。両者の関係?近くに生えていただけです

【ヒメノヤガラ】

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花の時期は過ぎていましたが、この場所で出会えるとは思ってもいませんでした。富士市植物目録に記載されていますが、出う事は極稀だと思います。

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こちらはかなり子房が膨らんでいました。二株を観察すると、結実率が良いので自家受粉するのかもしれません。無事種子を飛散して、子孫を増やしてほしいと願っています。

ラン科ヒメノヤガラ属ヒメノヤガラ(Hetaeria sikokiana (Makino et F.Maek.) Tuyama)。

Ylist標準学名では、Chamaegastrodia sikokiana Makino et F.Maek.となっており、上記学名はシノニムとなっていますが、日本のランハンドブックで、「形態の特異性からChamaegastrodia属の種として発表されたが、Hetaeria属に含める事が適当である。」とありますので、それに従いました。

ところで、Hetaeria(ヘタエリア)・・米倉先生の「維管束植物分類表」には、オオカゲロウラン属(新称)とありましたが、大場先生の「植物分類表」では、ヒメノヤガラ属としてオオカゲロウラン、カゲロウラン、ヤクシマアカシュスランそして、ヒメノヤガラが挙げられていました。諸先輩のWebページなども参考に、Hetaeria:ヒメノヤガラ属としました。なんか、サカネランとフタバランの関係みたいでややこしいですね。

【ムラサキニガナ】

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この植物に初めて出会ったのは、遠州森町の林内でした。変わった形の葉が印象的でした。その後、富士市内でも幾度か出会いましたが、個体数は多くありません。

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日照の悪い所に生えているせいか、花数も少なく弱々しい感じでした。

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各々、冠毛付きの果実と花にピントを合わせたつもりです。

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同属のアキノノゲシやヤマニガナは黄色系の花ですが、こちらは和名通り紫の花が咲きます。綺麗ですね。

キク科アキノノゲシ属ムラサキニガナ(Paraprenanthes sororia (Miq.) Chang ex C.Shih)。

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