ミスズラン
この小さな野生ランに、4年連続で出会えるなんて、とても幸せな事だと思います。
全体像が、かなりピンボケしてしまいましたので、以前撮った写真を左に掲載しますです。とても小さな上に、この色彩ですから見付けるのは至難の業です。
こんな一枚葉をつけます。右は、多分ミスズランだと思いますが・・。
花径が伸びていなければ、キソチドリの苗と区別するのは困難ですね。
一般的に見られるネジバナのように、一つ一つの花が向きを変えて咲きます。
「アカンベー」をしたような花ですね。花粉塊が変色していますから、花の盛りは過ぎたようです。これで受粉しているのだろうか?
右は、昨年別の場所で撮った花です。花粉塊が目玉のようでしょ?
この小さな野生ランは、私にとっては最上位の希少種です。探してもなかなか出会えない上に、とても小さな植物なので、翌年再会するのも容易ではありません。
ラン科ミスズラン属ミスズラン(Androcorys pusillus (Ohwi et Fukuy.) Masam.)。
※最近、彼方此方で、ピンクのテープが目につきます。森林管理者が表示杭などの場所を分かり易くするためのものや、遊歩道のルート表示などに使われている場合は良いのですが、希少植物の場所を忘れないためにつけられているようなものが、多々見受けられます。不用意な情報拡散の原因になり、心無い人を誘導する事にもなりかねません。場所を記録するなら、GPSを使用するとか、写真を撮るなど他の方法でやって頂きたいと思います。
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