オニク開花
ミヤマハンノキなどの根に寄生する、葉緑素を持たない植物・・オニクの花を見て来ました。
丈は個体毎に様々で、こちらは小さい方でした。オシベの様子からすると、まだ咲き始めのようです。
左は昨年のドライフラワーの後ろに、今年のオニクが見えています。中には、一昨年のものと思われるようなドライフラワーもありました。長持ちするんですね。
4本に見えますが、良く見ると左の小さなオニクの後ろに、更に小さなオニクが見えています。個体毎に出現にも時差があるようです。
もう少しズーム・・。オシベが4本見えています。「花冠は上唇と下唇に分かれ、下唇は更に3裂する。」・・下唇は浅く3裂ですね。
オニクは、地上に姿を現して花を咲かせると枯れるため、一年草と書かれたWeb図鑑などがありますが、地中で数年養分を蓄えてから花を咲かせる多年草(一回結実性)だそうです。強壮・強精効果があるそうで、高値で売れるため根こそぎ採取されてしまい、富士山では極稀にしか出会えません。
ハマウツボ科オニク属オニク(Boschniakia rossica (Cham. et Schltdl.) B.Fedtsch.)。
« アサギマダラの変化 | トップページ | トサノクロムヨウランと不明な植物 »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「腐生植物」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
- ヤツシロラン類根状器官の様子(2020.10.04)
- 散歩道のクロヤツシロラン(2020.10.03)
雪ん子さん、今日は。
こちらでも、動くたびに「暑い!」を繰り返しています。
草取りなどをすると、衣類が重たいくらい汗だくになります。
オニクの名前を初めて聞いた時、キノコ採りの人たちの通り名だと思っていました。
ところが、これが標準和名だそうです。
表現の難しい独特の臭いがします。
マタタビのように猫が好むそうですが・・。
乾燥したものが小さな瓶に詰められて、数千円で売られていました。
初めてこの場所を見付けた時、「?十万円だ!」なんて考えてしまいました。
投稿: やまぶどう | 2018年7月17日 (火) 10時28分
おはようございます。
「暑いですね~」しか言葉が出てこない・・・最近の暑さ
そちらも同じでしょうか?
オニク・・・なんとも、まあ・・・不思議で、奇妙な植物なんでしょう
名前も姿も・・・何だかなまめかしい?感じ
一度は実物を見てみたい・・・。
投稿: 雪ん子 | 2018年7月17日 (火) 09時40分