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2018年7月26日 (木)

ナツエビネとエビネ

土日は、台風が来そうなので、今日も屋外作業を頑張りました。2~3日前の暑さに比べると、少しだけ楽な感じでしたが、衣類は汗で重たいくらいになっていました。

今日の記事は、近いエリアで見付けたナツエビネとエビネです。

【ナツエビネ】

Aimg_6894 Aimg_6906

この株には、2本の蕾が上がっていました。別の一株は、蕾が見当たりません。見た目は元気そうでしたが・・。

Ap7230570 Ap7230568n

蕾を接写してみました。昨年はかなり傷んでいましたが、今年はまだ無事なようです。このまま傷むことなく、綺麗な花を咲かせてほしいと願っています。

Ap7230574

少し色付き始めた蕾があります。花は下から咲きます。

Aap8181866 Aap8181904

昨年撮った花を掲載します。反り返った萼片や側花弁が、この花を誇らしげな表情にしていると思います。エビネと違い距がありません。

ラン科エビネ属ナツエビネ(Calanthe puberula Lindl.  var. reflexa (Maxim.) M.Hiroe)。

【エビネ】

Aimg_6910 Aimg_6913n

ナツエビネから、そう遠くない場所に生えていました。山野を歩いていると、エビネは少しずつ復活していると思います。

Aap5102087

こちらはエビネの花です。ナツエビネには無い距が、左上に写っています。

ラン科エビネ属エビネ(Calanthe discolor Lindl.)。

学名を調べて見ると、母種の他にいろいろな品種(forma)が列記されています。我が家の近くでは、写真のような褐色の萼片や側花弁を持つ花と緑色のものがあり、唇弁の色も様々です。また、葉幅も個体によりかなり違いがあります。細かい変異の多い野生ランだと思います。

自生では考えられないような色の花が作出され、比較的安価で販売されていますので、もう盗掘の心配も無いだろうと思っていたら、まだ採取していく輩がいます。少し復活してきたとはいえ、安易な情報提供は控えるべきだと改めて思いました。

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