ヒトツバショウマ・イワユキノシタ・フジアカショウマ?
今日は、お盆の棚経でした。我が地域では8月盆ですが、方丈さんのご都合もあって7月にお願いしました。何時になく、仏壇周りが綺麗になって、父親やご先祖様はさぞ驚かれた事でしょう。
愛鷹山渓植物観察の続きです。
【ヒトツバショウマ】
岸壁には、イワユキノシタに紛れてヒトツバショウマが生えていました。右は、乗り越えようとした大岩の上で見付けました。個体毎見比べると、葉の形に少しずつ違いがあります。
この地より標高の低い場所で見付けたヒトツバショウマは、少し前に花盛りでしたが、ここではまだ蕾でした。個体数からすると、この辺りが本来の自生地ではないかと思います。
以前掲載した花の写真です。花径や花柄に毛が生えています。
ユキノシタ科チダケサシ属ヒトツバショウマ(Astilbe simplicifolia Makino)。
この渓では、イワタバコと共に岸壁を覆いつくすほど群生しています。こちらはもう花も終わり、果実が確認出来ました。
果実の接写。
別の渓で撮ったイワユキノシタの花です。開花時期は違いますが、遠目に見ると花序のサイズなどヒトツバショウマの花と似ています。
ユキノシタ科イワユキノシタ属イワユキノシタ(Tanakaea radicans Franch. et Sav.)。
【フジアカショウマ?】
チダケサシ属(Astilbe)・・この手の植物も、今まであまり目を向けて来ませんでした。
葉に光沢があり、茎や花序軸、葉柄などが赤い、花序が分岐していない上に短い、花がやや赤みを帯びる・・などの事から、フジアカショウマではないかと思っているのですが・・。
アカショウマの名の由来は、茎が赤い事ではなく、地下茎の根皮の色が赤い事で名付けられたそうです。
花を接写してみました。
富士市植物目録には、チダケサシ属として、チダケサシ、ヒトツバショウマ、アカショウマ、ハナチダケサシ、フジアカショウマが掲載されています。県西部や中部にあるトリアシショウマは、富士市ではまだ見つかっていないのかな?
この植物は、フジアカショウマで良いのでしょうか?ご存知の方、教えてください。
今日は、PC作業をしているので、気分転換にブログ記事を作成しました。早めのアップになります。
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