ホテイアツモリソウ
今日は雨、予報より早くから降り始めました。萌は、昨日騒ぎすぎて疲れたのか、朝から小屋の中で寝ています。
ホテイアツモリソウ・・富士市では見る事の出来ない植物です。昨年は、開花が遅れ見逃してしまいましたので、二年ぶりの再会です。似たような写真ばかりですが、何枚も撮ってみました。
保護柵に守られていますが、観察路から誰でも見る事が出来るようになっています。
普通のアツモリソウに比べて、唇弁が横に広がっていて、花も大きく、花色の濃いのも特徴です。
アツモリソウよりも葉幅が広く、バイケイソウの葉に似ています。このように丈の高い個体もあれば、短い個体もあるようです。
キバナノアツモリソウやパフィオペディラムに比べて、唇弁が横に広がっているのはどうしてだろう?
横顔ばかり・・。
一人佇む姿も良いですが、並んで微笑む姿もまた良いものです。
この花・・かなり黒みがかっています。見比べると、唇弁や萼片、花弁などの色も様々です。
以前見た時、この場所には子株が沢山あったのに、今年はあまり見当たりません。誰かに持ち去られたのか、それとも何処かに移植したのだろうか?
ラン科アツモリソウ属ホテイアツモリソウ(Cypripedium macranthos Sw. var. macranthos)。
◇富士市植物目録は、現在学名の見直しなどを行っています。旧分類体系(新エングラー体系やクロンキスト体系)からAPG分類体系に移行され、科・属名などが変更になったものもあります。種子植物の見直しがほぼ終了し、シダ植物に入りました。根気のいる作業です。
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