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2018年6月14日 (木)

キバナノアツモリソウ

キバナノアツモリソウ・・初めてこの植物を見たのは、隣県の某売店でした。バイオでの増殖法などが確立されているのか分かりませんが、もしかしたら山採品?・・複雑な思いで見る事になりました。

デジイチ+ズームレンズで・・。

Aimg_6301 Aimg_6280

出会うのも稀な存在ですが、環境が合えば群生する性質の野生ランだと思います。

Aimg_6290 Aimg_6292

それにしても、面白い形の花ですね。まるで、食虫植物のようです。

次は、コンデジマクロで・・。

Ap6130020 Ap6130024

「袋のような唇弁に、水が溜まらないのだろうか?溜まった水で腐らないのだろうか?」なんて考えてしまいました。

覗いて見ると、少し水が溜まっていました。唇弁の吊元(付根)が筒状になっていて、ここを這い上がった虫が蕊柱に到達する構造のようです。

Ap6130026 Ap6130022

正面から・・。

ラン科アツモリソウ亜科アツモリソウ属キバナノアツモリソウ(Cypripedium yatabeanum Makino)。

富士市植物目録に掲載されているアツモリソウ属は、アツモリソウ、コアツモリソウ、クマガイソウです。この内、アツモリソウはもう見る事は出来ないと思われます。でも、何処からか、風に乗ってやって来た種子が奇跡的に発芽して、また現れるかも?

 我が家にも似た花があります。

Ap6091751

洋ランのパフィオペディラムです。平成6年2月東京ドームのラン展で手に入れました。我が家の洋ランの中では、古参の一つです。怠け者の栽培者の試練に耐えながら、毎年花を咲かせてくれます。

ラン科アツモリソウ亜科パフィオペディラム属パフィオペディラム・ハイナネンシス(Paphiopedilum hainanensis )。

※Paphiopedilumをパフィオペディルムと書かれた図鑑もありますが、このランの生産者「江尻光一」さんの著書の表示に従いました。

◇ある本を調べていたら、植物保護に関して気になる記述がありました。考えさせられる内容で、頷ける部分もありました。解説者は、みんなが思っていても言い難い事を、勇気をもって書かれたと思います。「植物保護は何のためにするのか?」・・原点に戻って考える必要があると思いながら読ませていただきました。

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