シオデ
このところ、雨降りや霧の立ち込める日が続いています。屋外作業が進みません。
今日も、今まであまり目を向けてこなかった植物の観察です。
蕾と蔓の先端部の様子。葉の基部にある巻きヒゲは、托葉の変化したものだそうです。
咲いている花序もありました。この雪洞のような花序を、散形花序と呼ぶそうです。中には、右のように半球のものもあります。
花をズーム・・あれっ、子房が無い!今迄、両性花だと思っていたのですが、これは雄花(単性花)のようです。全て同じ花でしたから、雌雄異株という事になります。
図鑑を見ると、シオデと良く似たタチシオデという植物があるそうです。同定ポイントの一つに、シオデは「茎に浅い稜がある」と書かれていました。この植物には稜があります。
また、シオデの場合「雄花・雌花とも花被片が反り返る」とあります。雌雄とも反り返っている事から、これはシオデであると思います。
サルトリイバラ科サルトリイバラ属シオデ(Smilax riparia A.DC.)。
※今夜は、会合があって下界へ下りますので、早めのアップです。
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