スズサイコ
スズサイコとは、久々の出会いです。
草原の中では、見逃してしまいそうな植物です。閉じている姿が「鈴」に似ている事から、和名にスズが付けられたそうです。
開いている花がありました!
「花は早朝に咲き、日が当たると閉じる」とあります。早朝ではありませんでしたが、曇り空だったので開いた状態で見る事が出来たようです。
日が当たると開く花が多い中で、当たると閉じるのはどうしてだろう?
Web写真を見ると、褐色の色素の無い緑色の花が見受けられますが、この場所ではご覧のように褐色系の花ばかりでした。
勾玉のように見えるのは、副花冠です。エイリアンの口みたい・・。
葉は主脈を中心に折れている上にとても細いので、イネ科の植物のように見えます。
キョウチクトウ科カモメヅル属スズサイコ(Vincetoxicum pycnostelma Kitag.)。旧体系では、ガガイモ科に分類されています。
環境省RDB、静岡県共に準絶滅危惧(NT)に指定されています。富士市植物目録にも掲載されていますが、私は富士市エリアではまだ出会った事がありません。
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