ヒメムヨウラン
今日は、雨予報だったけど比較的良い天気でした。タマネギの仮干しに丁度良かった・・。
梅雨時になると、亜高山帯の針葉樹林にヒメムヨウランが姿を現します。
コケの中などに生え、とても小さな花を咲かせます。右は昨年の果実のドライフラワーです。比較的結実率は良いように思います。
花を接写してみました。ヒメムヨウランは、唇弁が上に付いています。変わり者ですね。
軸(茎)色や花色も様々です。
横顔。花は横向きで咲きますが、受粉後子房の膨らみと共に上を向きます。
変なものが見えたと思ったら、枯葉を破って伸びていました。かわすよりも突き抜ける方を選ぶなんて、気の強い奴だ!
花粉塊の付いたものを撮ってみました。
6年前、こんな個体に出会いました。毎年探しているのですが、あれ以来出会った事がありません。Webには、全体が白い個体もアップされています。こういう変異を探し歩くのも楽しいものです。
ラン科サカネラン属ヒメムヨウラン(Neottia acuminata Schltr.)。ムヨウランの名前が付きますが、ムヨウランはムヨウラン属(Lecanorchis)に分類されています。紛らわしいですね。
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