不明の植物
実生栽培容器の中に、他地域のヤツシロラン類が生える竹林の土を入れたものが一つあります。送っていただいた土はホンの一握りくらいでしたので、下に赤玉土を敷き詰め、煮沸した竹の部材で覆いました。当時は、アキザキヤツシロランの実生栽培に挑戦中でしたので、他地域の菌糸も繁殖させてみようと思ったのです。
あれから二年ほど経つと思います。時々覗いても、これといった変化がありませんでしたが、菌糸は時々姿を見せていたので捨てきれずにいました。
そして、今日覗くと・・。
こんなものが姿を現していました(白飛びしてしまうので、暗めに撮りました)。
ヤツシロランの仲間のように見えます。でも、この季節に姿を現すなんて・・。静岡県では、ハルザキヤツシロランが考えられますが、県中部の自生地ではもう種子が飛散した後だと思います。それに、立ち姿が違います。
もしかしたら、土の中に潜んでいたプロトコームか小さな塊茎が、2年の間に菌糸から養分をもらって花芽を伸ばしたのかもしれません。どんな花が咲くか、とても楽しみです。
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キンキラキンさん、今晩は。
アキちゃんの種子が紛れ込んだかもしれませんが、自分で蒔いた覚えはありません。
タケちゃんの故郷方面の土を入れました。
ちょっと細めですが、アキちゃんの初花と同じくらいのサイズです。
無事咲いてくれると嬉しいのですが・・。
見慣れない花を期待しています。
投稿: やまぶどう | 2018年6月17日 (日) 15時25分
お~!アキちゃんだ!。
アキちゃん蒔いた覚えが無ければタケちゃんか?
待針、爪楊枝サイズでは開花はかもですが。
季節無しのキンキン様、実感。年4回咲けば四季咲きだ
うそかまことかぞっこう、ぞっこう!変種、新種もゆめ叶うかも。
ロンよりショウコ腐生ランは実生に限る、面白い!
投稿: キンキラキン | 2018年6月17日 (日) 08時03分