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2018年6月22日 (金)

オニク

そろそろ、オニクが姿を現す頃だろうと思い、様子見に行って来ました。 

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ミヤマハンノキの下を覗くと・・。

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昨年のドライフラワーが残っていました。私が知る自生地は、何処もドライフラワーが最初の出会いでした。

その周辺を注意深く探すと・・。

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いました!まだ頭を覗かせたばかりです。

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こちらは、もう少し伸びていました。個体毎に、出現にかなり時間差があるようです。ドライフラワーの数からすると、まだこれから出現してくると思われます。あまりうろついて、うっかり踏みつけてしまうといけないので、この日は早々に引き上げました。

オニクは、ミヤマハンノキなどの根に寄生する植物で、地上に出現して花を咲かせると枯れてしまいます(一稔性/一回結実性)。

ハマウツボ科オニク属オニク(Boschniakia rossica (Cham. et Schltdl.) B.Fedtsch.)。

この植物に関して、素人ながらに知りたい事が幾つかあります。

①主に、種子を地中に運ぶのがアリだとしたら、スミレの種子のように種沈が付属しているのでしょうか?タイミングが合えば、観察したいと思っていますが・・。

②周辺にも、ミヤマハンノキが自生しているのに、限られた木の下にしか生えていないのはどうしてでしょうか?出現する個体は複数なのに、同じ木の下でばかり見かけます。アリが巣を作る木だけなのか、また発芽に特殊な条件があるのでしょうか?

③種子発芽してから、出現までにどのくらいの歳月が必要なのでしょうか?一年なのか、それとも数年かかるのかを知りたいです。

④基準標本(タイプ標本)はシベリアだそうです。ハンノキの仲間は、下界にも生えるのに、どうして寒冷地にだけ自生するのでしょうか?

ご存知の方教えてください。

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種沈は、アリの好む物質を含んでいて、アリは種子を巣に運んで、種沈だけ食べ、種子は食べないそうです。種子を運ぶ謝礼のようなものですね。上の写真は、スミレの種子で、白い部分が種沈です。

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