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2018年5月22日 (火)

エンシュウムヨウラン

近くの山林に生える、エンシュウムヨウランの様子を見て来ました。萌の散歩道ですが、連れて行くと獣の臭いで戦闘モードに入りますので、この林内には入れられません。

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多年草だそうですが、年によって箒のような花茎の数が違うように思います。今年は少なめ・・。それに、時々シカの食害にも遭うようです。シカは、除去対象の植物だけを食べてくれれば良いのに・・。

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上段の右端と、これは同じ株です。新たに見付けた場所に生えていました。

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「花は筒状で完全には開かない・・」とあります。毎年見ていますが、図鑑の解説通り左のような状態が殆どです。右の花は、撮影用に萼片や花弁を広げてみました。

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同じ林内でも、左のように蕾の個体も見受けられました。右は、反則技で開かせた花です。

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こちらは、自力で開いていた貴重な花です。

Ap5220292 Ap5220290

「唇弁の毛は黄色」・・近縁のウスキムヨウランは、唇弁の毛が赤紫色を帯びています。

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こちらは、色が変なので、傷み始めた花のようです。蕊柱にピントを合わせたつもり・・。

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横顔・・。右の花は、かなりひねくれ者ですね。

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「萼の基部に小さな副萼があり、副萼の下が膨らむ」とあります。ウスキムヨウランも、副萼の下が膨らみますが、唇弁の毛色が違う事で区別出来ます。ただ、彼方此方見て歩くと、個体毎にこの膨らみが顕著なものとそうでないものがあります。

エンシュウムヨウランは、タイプ産地が静岡県浜松市天竜区春野町だそうです。

ラン科エンシュウムヨウラン(Lecanorchis suginoana (Tuyama) Seriz.)。

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