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2018年5月28日 (月)

白い花

早春は黄色い花が多く見られますが、この季節は白花が目につきます。植物の葉が展開して緑いっぱいの山野では、白い花の方が目立つからでしょうか?

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彼方此方で、ヤマボウシの花が咲いていました。「富士に咲くロマンの花」は、遠く離れた渓谷にも咲いていました。

ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ(Cornus kousa Buerger ex Hance  subsp. kousa)。

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樹木に絡みつく蔓性の植物・・装飾花の萼片が一枚ではありませんから、イワガラミではなくツルアジサイのようです。

アジサイ科アジサイ属ツルアジサイ(Hydrangea petiolaris Siebold et Zucc.)。

右も同じく樹木に絡みつく蔓性の植物、テイカカズラです。芳香がありますが、有毒植物だそうです。藤原定家の恋物語に因んで、和名がつけられたそうですが、芳香があり有毒なんて、ちょっと怖い伝説に思えて来ました。

キョウチクトウ科テイカカズラ属テイカカズラ(Trachelospermum asiaticum (Siebold et Zucc.) Nakai)。

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ガクウツギも咲いていました。薄暗い場所で、目立っていました。装飾花の萼片の大きさがバラバラ・・。

アジサイ科アジサイ属ガクウツギ(Hydrangea scandens (L.f.) Ser.)。

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こちらは、バイカウツギの花です。大きくて見応えがあります。

アジサイ科バイカウツギ属バイカウツギ(Philadelphus satsumi Siebold ex Lindl. et Paxton)。

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左は何だろうと思って近づいたのですが、これもバイカウツギのようです。梅の花には似ていないけど・・。

右の小さな花は、マルバウツギです。

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ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギ・・どれも似た花を咲かせます。花糸の翼も共通していますが、先端部の形で区別出来ます。マルバウツギは、花糸の先端が細くなっています(図鑑には撫肩と書かれています)。

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そして、葉がウツギより丸い事から和名がつけられたそうですが、見歩くと個体毎に違いがあります。葉裏には、ウツギと同じく星状の毛があります。ヒメウツギは、無毛です。ウツギの仲間は、どうして葉裏に毛のあるものと無いものがあるのでしょう?

アジサイ科ウツギ属マルバウツギ(Deutzia scabra Thunb.)。

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遠目に見て、アセビの花かと思ったら、少し感じが違う・・。これはネジキの花だそうです。

ツツジ科ネジキ属ネジキ(Lyonia ovalifolia (Wall.) Drude  var. elliptica (Siebold et Zucc.) Hand.-Mazz.)。

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何気なく向けた視線の先に、シライトソウが咲いていました!昨年の記事にはアップしましたが、今年は見逃してしまったと思っていました。こんな所で出会うとは・・。

シュロソウ科シライトソウ属シライトソウ(Chionographis japonica Maxim.)。旧体系ではユリ科に分類されていました。

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「何だ、果実じゃないか!」・・これも白い(白っぽい)花が咲くので掲載しました。トリガタハンショウヅルだそうです。こんな手の届くところで咲くなんて、花の時期に見たかった・・。

キンポウゲ科センニンソウ属トリガタハンショウズル(Clematis tosaensis Makino)。

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