シロバナノヘビイチゴとヘビイチゴ
ヘビイチゴの名を持つ植物・・シロバナノヘビイチゴとヘビイチゴを観察してみました。
この写真には、シロバナノヘビイチゴとヘビイチゴが写っています。これは我が家の裏庭です。シロバナノヘビイチゴは、数年前に5~6株植えたものが、繁殖して1㎡以上に広がっています。イチゴは匍匐茎(ほふくけい/ランナー)で増えます。上の写真に写っている蔓状の茎です。
左がシロバナノヘビイチゴ、右がヘビイチゴです。こうして見ると葉の形はかなり違いますね。葉色も少し違います。
実(※)は赤く熟し、食用になります。小さいけど、とても良い香りがして美味しいです。
バラ科オランダイチゴ属シロバナノヘビイチゴ(Fragaria nipponica Makino)。
※実と書きましたが、種のような粒粒が果実(痩果)で、赤い部分は花托(花床)の発達したものだそうです。美味しく食べているのは、花の一部という事になります。
こちらはヘビイチゴの花です。名前にそぐわない綺麗な花ですね。
実を撮ってみました。左側の周囲にある葉のようなものは、副萼です。何となく可愛いでしょ?こちらも球形の花托の表面につく粒粒が痩果です。有毒ではないそうですが、スカスカして美味しくありません。
バラ科キジムシロ属ヘビイチゴ(Potentilla hebiichigo Yonek. et H.Ohashi)。
シロバナノヘビイチゴとヘビイチゴは似た和名を持ちますが、片やオランダイチゴ属、片やキジムシロ属に分類されています。オランダイチゴ属は、一般的にイチゴ(Strawberry)と呼ばれる仲間です。
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