キスミレ
久々に、県中部のキスミレを見て来ました。
【第一の場所】
数年前、Webページで情報を知り、ダメ元でこの山に向かいました。一人歩きが主だった私は、詳細情報もなく行き交う人に聞くのも躊躇していました。
半分諦めかけて昼食をとった場所で、「不自然な獣道」を見付けました。「やけに人の踏み跡が多い。」植物観察はまだ初心者でしたが、渓流釣りの経験が役立ったようです。
この場所のキスミレは、その時に比べてかなり減少していました。主な原因は、現地を見ると容易に想像出来ました。
そして・・。
第一の場所より株数は少ないですが、日差しを浴びてとても元気そうでした。
この山では、ニオイタチツボスミレも良く見かけました。
初めてキスミレをブログに掲載した時、ある方からメールを頂きました。内容は公表出来ませんが、植物の保護に関して考えさせられる内容でした。
我が静岡県には、他にもキスミレの自生地(管理・保護地も含めて)があります。環境が合えば群生する(増殖の容易な)性質のスミレだと思います。その気になれば、自生地の分散・拡大は可能ですが、それをする事への問題点もいろいろあり、慎重な検討が必要だと思います。
スミレ科スミレ属キスミレ(Viola orientalis (Maxim.) W.Becker)。環境省RDBの指定はありませんが、静岡県では、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
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