最近出会ったスミレ②
続きです。
【ヒナスミレ】
少し暗めの林内に咲いていました。富士山南麓の某エリアでは、斑入りヒナスミレが沢山生えています。また観察に行かなくては・・。
この花のように、淡紅紫色の花が標準だそうです。側弁の基部に毛が多い・・。家族は鼻毛のようだと言っていました。確かにそうですが・・。
上のヒナスミレと同じ林内で撮りました。このスミレの開花は、もう少し先になりますので、以前撮った花を掲載します。
ところで「コミヤマスミレ(Viola maximowicziana Makino)の葉裏は緑色で、わずかに暗紫色を帯びることがある程度だが、アカコミヤマスミレの葉の裏面は暗紫色を帯び、葉の表面がやや暗紫色を帯びることがあるが、葉以外の違いはない。」とあります。これは、アカコミヤマスミレ(Viola maximowicziana Makino f. rubescens Makino)という品種で良いのかな?そうだとしても、いちいち分ける必要があるのだろうか?(素人の感想です。)
ちょっとフモトスミレの花に似ていますね。右の写真をクリックして見ると、萼片が反り返っているのが分かります。これが特徴の一つだそうです。
唇弁の模様が綺麗ですね。
このスミレに初めて出会った時は感動しました。葉が茶色ですから・・。でも、その自生地の横に生えていたスギやヒノキが伐採されて、瞬く間に姿を消してしまいました。無念な気持ちで周辺を探すと、少し離れた場所で見付ける事が出来ました。種の運搬者・・蟻さんのお手柄でしょうか?
葉の様子を撮ってみました。葉表の色はもう少し緑色のものもあり、日照によっても変化するようにお思います。
葉裏の葉脈上に毛が多いですね。
こちらも、花の時期はもう少し先なので、以前撮った花を掲載します。
他のスミレに比べて、あまり花が咲きません。花柄の毛が目立ちます。
このスミレも、側弁の基部に毛が生えています。
ついでに・・。
シコクスミレも咲き出しました。こちらは、富士山南麓~愛鷹山麓で沢山見る事が出来ます。全体の姿は、また別の機会に掲載します。
スミレの名前、間違っていたら教えてください。
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