サクラソウの生える林(長野県)
初めて、自生のサクラソウを見たのは、枯草の刈り取られた草原でした。
そして、今回は・・。
初めて出会った草原ほどではありませんが、ここにも結構生えていました。
毛深いですね。
まだ花の時期ではありませんでしたので、以前撮った写真を掲載します。これは標準的な花で、深く5裂した花弁が更に小さく咲けています。ハート形のようですね。サクラソウは、花の変異が多い植物だと思います。個体毎に裂片の幅や色などに違いがあり、白花や奇花もありました。
左はサワギクのようです。右はスズランかな?これも、以前見た時は草原でした。
左の葉は何だろう?長野県に生えるという、ツルカメバソウの葉に似ていますが・・。
右はキンポウゲ科トリカブト属のようです。
ヤマウグイスカグラの花が、彼方此方に咲いていました(花に腺毛が混じっているようにも見えるので、ミヤマかもしれません)。※いつも使っていた画像結合ツールにアクセス出来なくなって、別のツールを探しました。
湿地の脇に、ミズバショウが生えていました。もう花も終盤ですね。
これは、ウバユリだと思います。
富士山麓でもそうですが、同じ場所で、同じ時期に、上のような緑色の葉と赤褐色の葉を見かけます。この違いはどうして?
この場所へは、またサクラソウの咲く頃に行ってみたいと思います。
サクラソウ科サクラソウ属サクラソウ(Primula sieboldii E.Morren)。環境省RDBで、準絶滅危惧(NT)、長野県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)、静岡県では絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されています。富士市の目録にも記載されていますが、管理地以外で出会える事は極めて稀です。
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
bbhouseさん、お早うございます。
ご無沙汰しております。
山菜取りの楽しい季節ですね。
私も先日サンショウの芽を摘んで来ました。
サクラソウに、初めて出会ったのは信州川上村周辺でした。
畑の作業をしている人に聞いたら、昔は辺り一面生えていたそうです。
希少種に偶然出会えると、嬉しいものですね。
この林も、何気なく入った場所でした。
投稿: やまぶどう | 2018年4月25日 (水) 06時46分
こんばんは。
ご無沙汰しています。
私も土曜日に山菜採りに出かけたときにサクラソウに会いました。
県境に近いヒノキ林の日当たりの良い場所でした。
3年位前は、その近くの雑木林の中にもサクラソウを見つけました。
大きな群生ではありませんが、見つけたときは小休止して鑑賞し
ていると、不思議と疲れが取れていきます。
投稿: bbhouse | 2018年4月24日 (火) 21時33分