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2018年4月24日 (火)

ケヤマウツボ

そろそろ、あの不気味な植物・・ケヤマウツボが姿を現す頃だと思い、お気に入りの林内を覗いてみました。

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暫く行かない内に、林床のバイケイソウは、大きく育ってとても目立っていました。

いつも沢山生えている場所には殆ど見当たらず、野生動物の荒らした形跡がありました。食べられてしまったのだろうか?

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周辺を探すと、少し離れたところに出ていました。出会えて良かった!

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この場所で初めて出会った時は、数十本生えていて驚かされました。その翌年は、野生動物(シカと思われる)の食害に遭い、少しだけしか見る事が出来ませんでした。この植物も、野生動物の食料対象になってしまったようです。

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花を接写してみました。萼片には毛が生え、開花が進むと細長い花柱が姿を現します。

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小さなアリが訪れていました。アリは蜜をもらうお礼に、種子を奇主の根まで運ぶのかな?この植物は、ブナ科、カバノキ科、ヤナギ科などの根に寄生するそうです。

ハマウツボ科ヤマウツボ属ケヤマウツボ(Lathraea japonica Miq. var. miqueliana (Franch. et Sav.) Ohwi)。シロケヤマウツボという品種もあるそうですが、まだ出会った事はありません。旧体系では、ゴマノハグサ科とされていました。

◇素人の疑問

ヤマウツボの仲間は、多年草となっていますが、ミヤマハンノキなどの根に寄生するオニクと同じように、一稔性(一回結実性)という事は無いでしょうか?それとも、地上部は枯れても地下部は生きているのでしょうか?ご存知の方、教えてください。

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