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2018年4月14日 (土)

スギとヒノキ林の野生ラン②

①とは別の林内で・・。

ここはヒノキの林です。

Xp4120992 Ximg_4133

アオフタバランとイチヨウランが生えています。双方の自生場所は、僅か数メートル・・。しかも、本来の自生地から高度1,000m程低いこの場所に生えている事が、不思議でなりません。イチヨウランの上の枝は、シカの食害対策です。

Xp4120990 Xp4120993

県外で、アオフタバランを踏みつけないでは歩けないような自生地を昨年知りました。富士市では、ここを含めて二ヶ所しか知りません。どちらも数えるくらいの株数です。

Xp4120991

少し前に登場したヒメフタバランもそうですが、苗の時は丸めの双葉で、成長と共に先端が尖って来ます。

ラン科サカネラン属アオフタバラン(Neottia makinoana (Ohwi) Szlach.)。

そして・・。

Xp4120982

シカの食害に遭って、絶えてしまったと思っていたイチヨウランが、復活しました。今年は、エネルギーの充填不足で花は咲かないようですが・・。

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一般的に、イチヨウランの葉は秋に更新しますので、ここのイチヨウランは、ほぼ一年、葉のない状態で枯れずにいた事になります。バルブを持たないこの野生ランが、根茎だけで生き続けていたという事は、共生菌からエネルギーをもらっていたのでしょうか?

ラン科イチヨウラン属イチヨウラン(Dactylostalix ringens Rchb.f.)。

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