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2018年4月 3日 (火)

ニリンソウとイチリンソウ

イチリンソウ、ニリンソウ、サンリンソウ・・似た名前の植物ですが、サンリンソウは県外でしか見た事がありません。静岡県では、南アルプスの亜高山帯で確認されているようです。富士山にも記録があるそうですが・・。

【ニリンソウ】

Aimg_3555

花が二つ付く事からニリンソウの和名がつけられたそうです。でも、実際には、一輪、二輪、三輪の個体を見る事があります。

Ap4010028 Ap4010076

キンポウゲ科のこの花も、花弁のように見えるのは萼片です。萼片の形や個数には変異が多く、それを観察してみるのも楽しいです。

Ap4010079

虫が蜜を吸っているようでした。

ニリンソウは、山菜として食べられていると書かれていました。キンポウゲ科なのに、有毒ではないのだろうか?調べてみると、やはりアルカロイドを含むようですが、含有量は僅かで火を通せば問題ないようです。でも、食べるのには抵抗があります。

キンポウゲ科イチリンソウ属ニリンソウ(Anemone flaccida F.Schmidt)。

【イチリンソウ】

Aimg_3686 Aimg_3683

富士山南麓の落葉広葉樹林内では、点在して咲いているのを見かけます。ある程度、日差しの良い場所でないと、開花株が少ないようです。

こちらはその名の通り、一茎に一輪の花をつけます。へそ曲りの個体(一茎二花)が無いか探してみましたが、まだ見つけた事はありません。

Ap4020252

ニリンソウに比べて大きな花なので、一株でも見応えがあります。こちらは、多くのキンポウゲ科と同じく、全草にアルカロイドを含むそうです。

キンポウゲ科イチリンソウ属イチリンソウ(Anemone nikoensis Maxim.)。

◇呟き◇

デジイチのAutoで撮ったら、白飛びばかり・・ちゃんと勉強しないので、何時まで経っても進歩がありません。話しかけたら適正な設定になるカメラが発売されないかな・・。

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コメント

雪ん子さん、今晩は。
イチリンソウの一茎二花は、Wikipediaで知りました。
富士山麓ではイチリンソウの株は沢山見かけますが、開花株は点々とあるくらいです。
稀に群生していても、狭い範囲で、ニリンソウの比ではありません。
スプリング・エフェメラルも、標高1,000m辺りでは、これからだと思います。
でも、今年はやけに早いような気がします。

こんばんは♪

ニリンソウもイチリンソウも、もう咲いているんですね。
こちらでは早い所で、ようやく蕾らしきものが見えてきたところです。
イチリンソウの一茎二花、去年偶然にですが
大量の一茎二花が咲いている場所を2箇所発見?しました。
私の植物の先生によると、充実してきて栄養状態が良いと2輪咲くようです。
同じような理由で、ニリンソウの一茎三花も結構ありますよね。

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