ヒメフタバラン(富士市)
富士市に自生する野生ランで、シュンランの次に咲くのはヒメフタバランです。そろそろ咲き始める頃だと思い、様子見に行って来ました。
小さな双葉が点在していました。無事で良かった!
開花株が見つかりましたが、まだ蕾でした。少し早かったか・・。
こちらも・・。
あっ、一輪だけ咲いていた!古代の壁画に出て来る宇宙人(?)のような形です。
横と斜め後ろから・・。
一坪にも満たない極狭い範囲にだけ生えています。何処かに本家があるだろうと彼方此方探しましたが、まだ見つかっておりません。私は、富士市ではこの場所でしか確認しておりません。偶然出会わせてくれた山の神様に感謝です。
未開花株と開花株の葉は、かなり違っています。二段目の葉と比べてみてください。
この小さな野生ランは、豪雨によって流れ来たスギやヒノキの葉、土砂などにより埋もれてしまう恐れもあります。保険を掛けた方が良いのだろうか?
ラン科サカネラン属ヒメフタバラン(Neottia japonica (Blume) Szlach./synonym:Listera japonica Blume)。フタバランの仲間は、フタバラン属(Listera)からサカネラン属(Neottia)に改められました。
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