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2018年3月10日 (土)

季節だより観察会①

午前中は小雨が降っていましたが、午後の観察会はなんとか濡れずにすみました。

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今年度最後の観察会は、須津川渓谷でした。今日も、熱心な参加者の方ばかりでした。

地衣類や苔類の観察から始まりです。雨上がりで、苔観察にはちょうど良い・・。

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カエデの木に着生していたのは、地衣類・・モジゴケの仲間です。この辺りの岩や樹木には、いろいろな苔や地衣類が着生しています。

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こちらも地衣類・・ヘトリゴケだそうです。岩に描かれた模様みたいですね。

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左はコバノスナゴケ(蘚類)とスナゴケ(蘚類)が共存しています。右は何だっけ?

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ミズゼニゴケ(苔類)・・ホソバミズゼニゴケ(苔類)という品種もあるそうですが、私には区別が良く分かりません。

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左はジャゴケ(苔類)の仲間で、右はコスギゴケ(蘚類)です。

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コケ植物の胞子嚢を「蒴」というそうです。蒴の形もいろいろですね。

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こちらは、キヨスミイトゴケ(蘚類)と教えて頂きました。

◇少し勉強

コケ植物は、蘚苔類とも呼ばれるそうです。蘚類と苔類の違いは?

コケ植物には、苔類(たいるい)の他に蘚類(せんるい)、ツノゴケ類があるそうです。「蘚類は、一般に、苔類やツノゴケ類とは異なり、葉に中肋(ちゅうろく costa)とよばれる主脈状の細胞群がある。」と書かれていました。顕微鏡でなければ分からないですね。

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こちらは少し前にも登場したギンゴケ(蘚類)です。「雌雄異株。蒴がつかないことも多く、無性芽でも増殖する。蒴がつくときは多数つく。」とあります。

右の写真で黄色い部分が無性芽だそうです。次は蒴のついたギンゴケを見付けよう!

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左はギンゴケ、右はエビゴケ(蘚類)です。エビゴケの名は、この姿をエビの触角にに見立てて名付けられたそうです。

Ap3100726 Ap3100727

こちらは、初めて目にしたエビゴケの蒴です。とっても小さな蒴ですから、老眼では見付けるのも一苦労です。左の蒴の穴から、胞子が零れ落ちたように見えます。

苔や地衣類は、とても難しいけど、少しずつでも覚えると楽しいものです。

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