セリバオウレン
3月4日は、先代甲斐犬「竜」の命日です。萌の散歩が終わった後、お墓参りに行って来ました。歳月の経つのは早いもので、もう12回目になります。一代一主を貫き通し、強烈な印象を残して旅立った赤虎毛の甲斐犬は、今でも家族の話題に上ります。
今日は、「まさかこんな所に!」と思えるような、意外な場所に咲いていたセリバオウレンの記事です。発見者の方の胸の高鳴りが想像出来ます。
セリバオウレンは、雌雄異株。雄花と雌花を観察してみました。
「雄花は雄蕊が多数、雌花は雌蕊10個程度」とあります。雌蕊の無い完全雄花もありますが、雄蕊と雌蕊のある中間型(両性花)が多いので、雌蕊の数で判断する事になります。
こちらも・・。「雌花は、紫色を帯び・・」とあります。花弁状の萼片の色に注目してください。萼片の白い雌花も見かけましたが・・。
この植物もキンポウゲ科ですから、他の花に似て花弁状の萼片の数や形に変異があります。
こちらは、昨年の果実のドライフラワーだと思います。花後の姿も面白い植物です。果実は後日観察してみようと思っています。
キンポウゲ科オウレン属セリバオウレン(Coptis japonica(Thumb.)Makino var.major (Miq.)Satake)。富士市には、同じくオウレン属のコセリバオウレンやバイカオウレンの記録もありますが、私はまだ未確認です。そして、このセリバオウレンも出会う事は稀な植物です。
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