カイコバイモ
今日の記事は、もう一つのバイモ属・・カイコバイモです。
枯葉に似た色の上に、小さい花なのでうっかりすると見逃してしまいます。自生地を歩くには、踏みつけないように細心の注意が必要です。
発芽間もない姿を初めて見ました。この場所では、カラス葉の個体が比較的目につきました。
前記事のコシノコバイモに比べると、なで肩の花被片である事が分かります。
少し花被片の肩が張っています。良く見ると、花被片の縁に鋸歯のようなものが確認出来ます。この場所は、一枚葉の苗が多数生えていましたので、傷める事の無いようにこの角度でしか撮りませんでした。
こちらの花被片には、鋸歯のようなものが見えません。次回は、もっとしっかり観察したいと思います。
ユリ科バイモ属カイコバイモ(Fritillaria kaiensis Naruh./synonym:Fritillaria japonica Miq. f. alba H.Hara et Kanai)。
環境省RDB、静岡県共に、絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されています。カイコバイモ、コシノコバイモとも出会える事は極稀な植物です。悪い小父さんに連れ去られずに、子孫を増やしてほしいと願いながら自生地を後にしました。
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