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2018年3月18日 (日)

トウゴクサバノオ

二つ前の記事で、フクロウの森(標高1,000mくらい)のトウゴクサバノオの様子を掲載しました。富士山南麓では、この辺りから上に生えており、蕾が上がって来るのはもう少し先だと思います。

愛鷹山系某所(標高は、上記の半分くらいでしょうか?)では・・。

Tougokusabanoo_1 Tougokusabanoot

数株ですが、蕾が見えていました。中には、開きかけも見つかりました。

そして・・。

Tougokusabanoo_3

一輪だけ、淡黄色の花弁状の萼片が開いていました!黄色い部分は、蜜腺状の花弁です。

Tougokusabanoo_5

キンポウゲ科シロカネソウ属トウゴクサバノオ(Dichocarpum trachyspermum (Maxim.) W.T.Wang et P.K.Hsiao)。

富士市植物目録には、シロカネソウ属(Dichocarpum:ディコカルプム)として、ツルシロカネソウ(シロカネソウ)とこのトウゴクサバノオが記載されています。もしかしたら、隣の件に自生するというハコネシロカネソウが、風に乗ってやって来ているかも?

◇疑問だった事

シロネソウとシロネソウどちらが正しいのでしょう?まだ植物の名前が殆ど分からなかった頃、山渓の図鑑を見てシロガネソウと書いたところシロカネソウだと教えて頂きました。漢字では白銀草ですから、どちらの読み方も出来ます。最新の分類体系に準拠した米倉先生の日本維管束植物目録やYlist、大場先生の植物分類表には、シロカネソウと記されています。もしかしたら、最初につけられた和名はシロガネソウで、偉い先生の一言でシロカネソウになったのかもしれません。いずれにしても、現在の分類体系ではシロカネソウが正解のようです。

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