地域で出会えない植物
前記事の近くで見つけた、見慣れない植物です。
断崖の下に生えていた棘のある植物・・何だろう?果実を見るとサンショウのようです。棘が対生に付くのは、ホンザンショウですが、富士市で見るそれに比べて棘が長い・・。
葉が、少し残っていました。「あれっ、ホンザンショウなら、冬に落葉するはず・・」。良く見ると、小葉が大きく葉軸に翼があります。サンショウの仲間のようですが、我が家の再生休耕畑に植えてあるものと香りが違います。
調べてみると、これは、フユザンショウという品種のようです。間違っていたら教えてください。
葉表と葉裏の様子です。葉裏には胞子嚢群がついていました。
葉表に少し毛が生えていて、葉裏には星状の毛がびっしり生えていました。私は、県中西部で見た事はありますが、富士市ではまだ自生の株に出会っておりません。市内で、一ヶ所だけ確認されているそうですが、他地域でも園芸採取により減少しているそうです。
探索範囲の狭い私にとっては、初めて見る植物はどれも希少種です。「出来れば富士市で出会いたい!」そんな思いが強くなって来た昨今です。歳のせいもあるのかな?
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