三保の植物観察
暖かくて穏やかな一日でした。今日は、静岡市清水区三保へ行って来ました。
各地で桜の開花が告げられています。この辺りでは、富士市よりもずっと開花が進んでいました。
ヤシの木に着生している植物を観察してみました。ヤシの仲間には、いろいろな種類があるそうですが、これがどういう種類なのか私には分かりません。
右の一枚葉のシダは、ヒトツバのようです。びっしり生えていました。
左のシダはタマシダの仲間でしょうか?別の木をズームして見ると、マツバランが着生していました。このシダは、下界や町中で出会う事の多い植物です。
タマシダの仲間は、地上にも生えていました。右のマツバランには、胞子嚢が見えます。
クロマツの枝に、見慣れない植物が生えていました。株元の様子から、寄生しているようです。何だろう?
マツグミは、図鑑で見た事はありますが、実際見たのは初めてです。今まで見た樹上の半寄生植物は、ヤドリギとヒノキバヤドリギです。これで三種類目の出会いになります。
右は、クロマツの下に生えていた一枚葉のシダです。県中部では、こんな光景を良く目にします。
こちらは、ヤシの木に着生していたものですが、上右と同じシダだと思います。一枚葉で、葉の裏一面に胞子嚢のついたものが見えますので、ヒトツバのようです。富士市でも、防潮林のマツなどに着生しているのを見かけますが、稀です。
シャガの花も咲いていました。場所によっては群生しますが、こうして見ると綺麗な花ですね。
◇初見の植物
オオバヤドリギ科マツグミ属マツグミ(Taxillus kaempferi (DC.) Danser)。環境省RDB、静岡県共に指定はありませんが、多くの地域で絶滅危惧種に指定されています。食用になると書かれていました。
富士市植物目録に記載はありますが、私はまだ出会った事がありません。
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