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2018年3月

ミツガシワ

先日、下界へ降りたついでに、浮島ヶ原自然公園を覗いて来ました。

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ミツガシワの花が、咲き始めていました。

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面白い花でしょ?白い髭が、この花を魅力的にしていると思います。

ミツガシワの花は、メシベの方が長い(長花柱花)と、オシベの方が長い(短花柱花)花があり、後者は胚芽が成熟しない(結実しない)そうです。

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ミツガシワは、一般的に高地(寒冷地)の湿原などに自生しています。でも、暑さにも比較的強い植物のようです。平地にある筑波実験植物園の池でも、群生していました。

実は、我が家のミニビオトープにも、二株のミツガシワがあります。山間部なので、下界より目覚めが遅れていますが・・。

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こちらは、上のミツガシワの兄弟です。2010年5月、田園地帯で群落を見付け、「この植物は、刈り取っても除草剤を散布しても枯れない」と言っていた地主さんから一株いただいて来ました。そして、昨年初花が咲きました。右がその時の葉柄や花柄の名残です。

そして・・。

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こちらは、ある施設の管理者さんから、地上部の枯れた地下茎を頂いたものが、我が家にやって来ました。上の株に比べて節の間隔が長いですね。

ミツガシワ科ミツガシワ属ミツガシワ(Menyanthes trifoliata L.)。

学名は、メニアンテス・トリフォリアタ・リンネで良いのでしょうか?分類表を調べる時、読み方が分かると少しは楽になります。

コガネネコノメソウ

今日も肉体労働をしました。これからの季節は、汗だくになるので大変です。

コガネネコノメソウの花が、咲き出しました。お気に入りのフクロウの森では、もう少し先かもしれません。近々確認に行かなくては・・。

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中を覗くと、送粉者らしき虫が潜っていました。開花間もない頃は黄緑色ですが、やがて鮮やかな黄色になります。

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初めて見た時は、四角い花に感動しました。黄色く見えるのは萼裂片です。

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雄蕊は8個、萼から突き出ません。

ユキノシタ科ネコノメソウ属コガネネコノメソウ(Chrysosplenium pilosum Maxim.  var. sphaerospermum (Maxim.) H.Hara)。

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ヒトリシズカの花も咲き出しました。3本の白い糸状に見えるものが雄蕊で、その付け根に見えるのが雌蕊です。花弁はありません。面白い花でしょ?

萌の散歩道でも、木々の新芽が伸びて来ました。彼方此方賑やかになって、そわそわする季節です。

不法投棄監視パトロールで出会った植物(3月)②

間に一記事入ってしまいましたが、不法投棄パトで出会った植物の続きです。

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ヤナギの仲間も名前が良く分かりません。これは、ネコヤナギで良いのでしょうか?かなり大きな木でした。

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渓流沿いの土手で見つけたタマゴケです。

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タマゴケの蒴(胞子嚢)です。蒴の形もいろいろですね。

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ヒノキの林床で見つけたシラガゴケの仲間・・オオシラガゴケ?老眼にも、白っぽい苔は目につきます。

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こちらは、ホウオウゴケの仲間のようです。綺麗な苔ですね。

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姿を現し始めたばかりのリュウノウギクとニリンソウです。このエリアで、ニリンソウに出会うのは稀です。

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リンドウとスゲの仲間の花です。スゲの図鑑が発売されていましたが、私には分かり難い植物です。

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こちらは、数年前から注目している植物です。このエリアで見付けた時から、気にして林床をチェックしています。ハクウンランに似ていますが、分布の様子から見てヤクシマヒメアリドオシランだと思います。

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根を確認してみました。ハクウンランやヤクシマヒメアリドオシランは、根が退化していて菌への依存度が高い植物だそうです。

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ミヤマウズラも発見!右は果実のドライフラワーです。

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こちらにも・・。ミヤマウズラやベニシュスランは、環境によって斑や葉色に変異があります。

そして・・。

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この双葉の植物は、サカネラン属フタバランの仲間だと思います。この標高で出会った事のあるフタバランは、ヒメフタバランとアオフタバランです。まだ小苗のようなので、もう少し成長しないと分かりませんが、葉の形などからアオフタバランではないかと思っています。

見た事の無い植物を求めて、他地域を探索するのも楽しいですが、自分の住む県内・市内で希少種と出会うのも嬉しいものです。

白い花

今季最後の不法投棄監視パトロール報告書は、作成してメールしました。その他にもPC作業があり、天気が良いのに殆ど室内で過ごしました。やっぱり屋外の方が良い!

今日の記事では、白い花を集めてみました。

【シロバナヒナスミレ】

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白い花は撮り難い・・。

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蕾と横顔。

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葉を撮ってみました。このシロバナヒナスミレは、所有地に生えています。以前は20株を超えていましたが、樹木を剪定してから数が減り、絶えてしまったかと思っていました。ところが、まだ生き残っていたのです。大切に保護しなくては!

スミレ科スミレ属シロバナヒナスミレ(Viola tokubuchiana Makino  var. takedana (Makino) F.Maek.  f. albiflora Hayashi

【オオギバセントウソウ/ヒロハセントウソウ】

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セントウソウは、比較的出会う事の多い植物ですが、この個体はなんか変・・。このように、葉の広いタイプをオオギバセントウソウと呼ぶそうです。

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二つの花がくっついたような感じですね。花弁5個、雄蕊5個、柱頭が2裂しています。

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同じ場所に生えていましたが、葉の形が違っています。左がオオギバセントウソウ、右が一般的なセントウソウの葉です。オオギバの形も様々でしたから、交雑しているのかも?

セリ科セントウソウ属オオギバセントウソウ/ヒロハセントウソウ(Chamaele decumbens (Thunb.) Makino  f. flabellifoliata Y.Kimura)。

【シコクハタザオ】

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初めてこの花を見てから数年が経ちます。その時は、名前も分からずにいました。個体数が多かったので、外来種かと思っていました。名前をシコクハタザオ(アブラナ科ヤマハタザオ属)と教えて頂きました。

学名を調べると、Arabis serrata Franch. et Sav. var. shikokiana (Nakai) Ohwiとなっていました。Arabis serrata Franch. et Sav.はフジハタザオの学名ですから、フジハタザオが母種とされているようです。フジハタザオの仲間は、変異が多いそうで、図鑑の特徴を見ても私には良く分かりません。

不法投棄監視パトロールで出会った植物(3月)①

今日は、今年度最後の不法投棄監視パトロールを行いました。これで、2期4年の任務が終わります。来年度も継続の依頼が来ましたので、受ける事にしました。

パトロールは、主として地域の林道を行います。

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下流では水無川(伏流)ですが、上流域はこのように水が流れています。綺麗な水の流れる川は、良いものです。

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上流域では、フサザクラが見頃でした。

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面白い花でしょ?雌雄同株、両性花です。赤い房のようなものは葯です。右の中央付近に雌蕊が見えています。

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キブシも咲き始めていました。雌雄異株・・左右の違いが分かりますか?左が雄花、右が雌花です。遠目に見て、長い方が雄花です。全体的に、雄木の方が多く見られ雌木は少ないと思います。

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雄花の中を覗くと、黄色い葯が目立ちます。

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こちらは雌花です。オシベは退化しています。

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こちらはクロモジです。

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地味な花ですが、山間の地に春を告げる花です。雌雄異株・・この花は、柱頭が短く子房が小さいので雄花でしょうか?雌花は見つかりませんでした。

クスノキ科クロモジ属クロモジ(Lindera umbellata Thunb.)。図鑑を見ると、クロモジの仲間は、いろいろな種類があるようです。機会があれば覚えたいものです。

パトロールの報告書は、明日作成予定です。報告書、地図、写真のセット(電子データー)をメールで送っています。結構面倒です。

再生休耕畑①(3月下旬)

いよいよ雑草との戦いが始まりました。草刈り機での笹刈も大変ですが、草取りや鍬での耕作も大変です。

「耕運機でやれば楽だよ」なんて言われますが、耕運機は万能ではありません。いろいろ植えてあると、耕運機の役立つ場所は限られます。仕方ないので万能の鍬に頼ります。これが軟弱な私にはとても重労働です。今日も彼方此方痛い!

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例年より成長が遅いと思っていたタマネギも、何とか育っています。右は早生品種です。大きくなったでしょ?

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左はニンニク・・今のところ順調そうです。右はワケネギ(混同されるワケギは、ネギとタマネギの交雑種)です。この他にネギ属として、ネギ(ネブカ)、ラッキョウ、ニラ、ギョウジャニンニクを植えてあります。

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左が、ギョウジャニンニクです。昨年、野猿に悪戯されましたが、何とか生き延び10株ほど生えています。

ヒガンバナ科ネギ属ギョウジャニンニク(Allium victorialis L.  subsp. platyphyllum Hultén)。ギョウジャニンニクの学名は、他にもいろいろあります。ところで、ネギ属は、旧分類体系ではユリ科とされていましたが、APG分類体系では、ヒガンバナ科とされています。

右は「アキタブキ」というラベルがついたものを買って来ました。でも、葉が小さいような気がします。父親が育てていたものは、私の背丈くらいになったような記憶があります。これから大きくなるのだろうか?

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左は、山菜エリアの期待の星・・ウドです。実生の苗も一年でかなり大きくなることを知りました。

右のソラマメの花は、赤い豆の品種です。珍しい品種を見付けるとすぐに手を出してしまいます。

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ソラマメの変わり者三兄弟です。赤マメ、長マメ、太マメです。収穫が楽しみです。

果樹野菜畑では、タチツボスミレも除去対象植物です。

「今日は、ビールで水分補給しなければ!」と言ったら「お水を沢山飲めば?」と返されてしまいました。借りてきた猫は、いろいろ大変です。

三保の植物観察

暖かくて穏やかな一日でした。今日は、静岡市清水区三保へ行って来ました。

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各地で桜の開花が告げられています。この辺りでは、富士市よりもずっと開花が進んでいました。

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ヤシの木に着生している植物を観察してみました。ヤシの仲間には、いろいろな種類があるそうですが、これがどういう種類なのか私には分かりません。

右の一枚葉のシダは、ヒトツバのようです。びっしり生えていました。

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左のシダはタマシダの仲間でしょうか?別の木をズームして見ると、マツバランが着生していました。このシダは、下界や町中で出会う事の多い植物です。

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タマシダの仲間は、地上にも生えていました。右のマツバランには、胞子嚢が見えます。

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タマシダで良いのでしょうか?間違っていたら教えてください。

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クロマツの枝に、見慣れない植物が生えていました。株元の様子から、寄生しているようです。何だろう?

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18.8倍ズームで撮ってみました。マツグミだと思われます。

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マツグミは、図鑑で見た事はありますが、実際見たのは初めてです。今まで見た樹上の半寄生植物は、ヤドリギとヒノキバヤドリギです。これで三種類目の出会いになります。

右は、クロマツの下に生えていた一枚葉のシダです。県中部では、こんな光景を良く目にします。

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こちらは、ヤシの木に着生していたものですが、上右と同じシダだと思います。一枚葉で、葉の裏一面に胞子嚢のついたものが見えますので、ヒトツバのようです。富士市でも、防潮林のマツなどに着生しているのを見かけますが、稀です。

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シャガの花も咲いていました。場所によっては群生しますが、こうして見ると綺麗な花ですね。

◇初見の植物

オオバヤドリギ科マツグミ属マツグミ(Taxillus kaempferi (DC.) Danser)。環境省RDB、静岡県共に指定はありませんが、多くの地域で絶滅危惧種に指定されています。食用になると書かれていました。

富士市植物目録に記載はありますが、私はまだ出会った事がありません。

カイコバイモ

今日の記事は、もう一つのバイモ属・・カイコバイモです。

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枯葉に似た色の上に、小さい花なのでうっかりすると見逃してしまいます。自生地を歩くには、踏みつけないように細心の注意が必要です。

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発芽間もない姿を初めて見ました。この場所では、カラス葉の個体が比較的目につきました。

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前記事のコシノコバイモに比べると、なで肩の花被片である事が分かります。

中に、気になる個体が・・。

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少し花被片の肩が張っています。良く見ると、花被片の縁に鋸歯のようなものが確認出来ます。この場所は、一枚葉の苗が多数生えていましたので、傷める事の無いようにこの角度でしか撮りませんでした。

参考のために、別の地域で撮ったカイコバイモを掲載します。

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こちらの花被片には、鋸歯のようなものが見えません。次回は、もっとしっかり観察したいと思います。

ユリ科バイモ属カイコバイモ(Fritillaria kaiensis Naruh./synonym:Fritillaria japonica Miq. f. alba H.Hara et Kanai)。

環境省RDB、静岡県共に、絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されています。カイコバイモ、コシノコバイモとも出会える事は極稀な植物です。悪い小父さんに連れ去られずに、子孫を増やしてほしいと願いながら自生地を後にしました。

コシノコバイモ

静岡県で自生が確認されているバイモ属は、カイコバイモとコシノコバイモです。でも、コシノコバイモは、今まで見た事がありませんでした。

杉野先生の静岡県産希少植物図鑑には、「伊豆・中部・西部の記録がある。」と書かれています。現在は、中・西部の極限られた場所で、確認されているようです。富士市では出会えないその植物を、見る事が出来ました!

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カイコバイモと比べると、花被片の肩(上部)が角ばっています。

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バイモ属の花は撮り難い・・。老眼の私には、花被片の暗紫色の模様のせいで、ピントが合っているのか分かり難いからです。

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この植物は、誰かのように薄暗いところが好きなようです。

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花被片の色も様々です。稀に白花もあるそうですが・・。

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初見の花なので、同じような写真を何枚も撮りました。

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中を覗いて見ました。山渓の図鑑には「花被片は縁や内側の腺体近くに毛状突起があり、縁や基部に紫色の網目状の斑紋がある」とあります。図鑑に掲載されている写真や、本場新潟の諸先輩のWeb写真は、縁や基部に斑紋が集中していますが、この花は全体に広がっています。

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他もそうですが、こちらは特に「淡紫色の網目状の斑紋が薄く浮き出る」・・カイコバイモの解説通りの花です。

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花被片の縁の突起が目立ちます。

Web図鑑で見た他地域の花と比べると、この花は少し違って見えます(花被片の肩から下の長さや模様などが)。でも、コシノコバイモとしての特徴も確かに持っています。もしかしたら、この場所のコシノコバイモは、カイコバイモとの交雑なんて事は無いでしょうか?

ユリ科バイモ属コシノコバイモ(Fritillaria koidzumiana Ohwi)(シノニム:Fritillaria japonica Miq. var. koidzumiana (Ohwi) H.Hara et Kanai)。

Fritillaria koidzumiana Ohwiは、Ylistに記載された標準学名です。シノニム(別名)のFritillaria japonica Miq.  は、コバイモ(ミノコバイモ)の学名ですから、この学名で行くとミノコバイモが母種という事になります。環境省RDBでは、ミノコバイモに含め(※)絶滅危惧Ⅱ類(VU)、静岡県ではコシノコバイモとして絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されています。

※杉野孝雄著「静岡県産希少植物図鑑」参照。

ジロボウエンゴサク

我が家の周りでも、ジロボウエンゴサクの花が咲き出しました。

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同じ場所でも、開花時期に個体毎の差はあります。こちらは、まだ苞に包まれている蕾です。ジロボウエンゴサクと違い、ヤマエンゴサクはこの苞に切れ込みがあります。見慣れると、花でも区別出来ますが・・。

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やがて左のようになり、先端部(花被片)が開いて来ます。

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唇のような花ですね。花色に変異があると書かれたWeb図鑑もありますが、一般的にはこのような紅紫色です。一方、ヤマエンゴサクは、同じ場所でも紅紫色から青紫色迄変異が多く見られます。

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少し角度を変えて・・。

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長い距が特徴です。距(花筒)が細めで白いのも、ヤマエンゴサクと違うところだと思います。

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上からも・・。

ケシ科キケマン属ジロボウエンゴサク(Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.)。

静岡県では彼方此方で見る事が出来ますが、隣の山梨県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。また、シロバナジロボウエンゴサク(Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.  f. albescens (Takeda) Ohwi ex S.Akiyama)もあるそうですが、私はまだ出会った事がありません。

ヤシャビシャクの花

「えっ、もう花が?」と思われた方が多いかと思います。富士山に自生するヤシャビシャクは、まだ葉が展開していません。もちろん開花もまだですが・・。

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2014年の秋、友人に送っていただいた種を蒔いたところ、このように沢山発芽しました。写真は、2015年4月~5月の様子です。苗の時は、別種のような葉でしょ?

そして、昨年には数株が初花を咲かせました。実生発芽後、2年目の春に花を咲かせる事が分かりました。

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今年は、更にたくさんの株が花を咲かせています。

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薄緑色の花です。

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昨年は、果実が少し生りましたが、熟すまで持ちませんでした。今年は、無事熟してくれるだろうか?送っていただいた果実は、とても良い香りがしました。味見もしてみたい!

ヤシャビシャクは、環境省RDBで準絶滅危惧(NT)、静岡県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

自生の植物採取は止めましょう!

スグリ科スグリ属ヤシャビシャク(Ribes ambiguum Maxim.var.ambiguum)。旧体系では、ユキノシタ科に分類されていました。

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今日は寒い1日でした。所々にこんなものが・・。少し暖かくなったからと言って、まだまだ気が抜けませんね。

今日はブログ画面から、ログイン出来ませんでした。PCはもちろん、スマホでもダメだったので、試しにココログ広場の画面で「ブログを書く」をクリックすると、ログインが可能になりました。原因は何だろう?

オドリコソウ

オドリコソウの花を初めて見たのは、市内を流れる沼川沿いの遊歩道でした。場所によっては群生していますが、あまり出会えない植物だと思います。

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和名は、花の姿が笠を被った踊り子に見立ててつけられたそうです。

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正面から見ると、大口を開けたカバのようですね。

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中には、白っぽい花もあります。

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葉を上から見たところ、カラムシ(円内)を思い浮かべましたが、並べてみるとかなり違いますね。

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オドリコソウとヒメオドリコソウを並べてみました。富士市で記録されているオドリコソウ属には、オドリコソウ、ヒメオドリコソウ(モミジバヒメオドリコソウ含む)、マネキグサ、ホトケノザ、ヤマジオウがあります。ホトケノザとヒメオドリコソウは、何処でも見る事が出来ますが、他は限られた場所に自生しています。

シソ科オドリコソウ属オドリコソウ(Lamium album L.  var. barbatum (Siebold et Zucc.) Franch. et Sav.)。

再生休耕畑①

暫く行っていなかった再生休耕畑①を覗いて来ました。これから、除去対象植物との戦いが始まります。

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コウサイタイ(紅菜苔)/ベニナバナ(紅菜花)が花盛りでした。これは癖もなく柔らかくて美味しいです。紅紫色の色素はアントシアニンで、抗酸化作用があるそうです。

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菜の花の仲間は、どれも似た花を咲かせますね。コウサイタイは、中国野菜の一つです。中国野菜は、丈夫なものが多くて私向きです。

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こちらはソラマメです。ホームセンターで種を買って来て、ポットに蒔きました。自家製の種は、保管が難しいので・・。

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エンドウマメも花を咲かせていました。昨年末に蒔きましたが、少し早すぎたようで、冬の寒さに耐えられなかったものもあります。

除去対象植物も活動を始めていました。

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とっても小さな花で、老眼では虫眼鏡が必要です。まだ花序が伸びていませんが、彼方此方で花が見られました。花芯が黄色で、中心部から放射状の白い膨らみが見られませんから、キュウリグサだと思います。

ムラサキ科キュウリグサ属キュウリグサ(Trigonotis peduncularis (Trevir.) F.B.Forbes et Hemsl.)。

トウゴクサバノオ

二つ前の記事で、フクロウの森(標高1,000mくらい)のトウゴクサバノオの様子を掲載しました。富士山南麓では、この辺りから上に生えており、蕾が上がって来るのはもう少し先だと思います。

愛鷹山系某所(標高は、上記の半分くらいでしょうか?)では・・。

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数株ですが、蕾が見えていました。中には、開きかけも見つかりました。

そして・・。

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一輪だけ、淡黄色の花弁状の萼片が開いていました!黄色い部分は、蜜腺状の花弁です。

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キンポウゲ科シロカネソウ属トウゴクサバノオ(Dichocarpum trachyspermum (Maxim.) W.T.Wang et P.K.Hsiao)。

富士市植物目録には、シロカネソウ属(Dichocarpum:ディコカルプム)として、ツルシロカネソウ(シロカネソウ)とこのトウゴクサバノオが記載されています。もしかしたら、隣の件に自生するというハコネシロカネソウが、風に乗ってやって来ているかも?

◇疑問だった事

シロネソウとシロネソウどちらが正しいのでしょう?まだ植物の名前が殆ど分からなかった頃、山渓の図鑑を見てシロガネソウと書いたところシロカネソウだと教えて頂きました。漢字では白銀草ですから、どちらの読み方も出来ます。最新の分類体系に準拠した米倉先生の日本維管束植物目録やYlist、大場先生の植物分類表には、シロカネソウと記されています。もしかしたら、最初につけられた和名はシロガネソウで、偉い先生の一言でシロカネソウになったのかもしれません。いずれにしても、現在の分類体系ではシロカネソウが正解のようです。

お花見ウォークのご案内(富士市)

今日は、沼川沿い遊歩道の草刈りに参加して来ました。このエリアは笹や蔓が多く、いつも以上に疲れましたwobbly

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コンデジを持って行かなかったため、スマホで撮ってみました。工場地帯の遊歩道でも、このように自然に親しめる場所があります。

今日も、ジヤトコさんの方たちが多数参加してくれました。お陰で、私がこの草刈りに参加したばかりの頃に比べれば、見違えるような遊歩道になりました。

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草刈りした遊歩道は、お花見ウォークのルートにもなっています。皆さんも、家に閉じこもっていないで参加してみませんか?

家の裏では・・。

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オカメザクラ(マメザクラ×カンヒザクラ)が、見頃になって来ました。

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こちらは、父親が溶岩に植え付けたイワヤツデ(タンチョウソウ)です。ただ置いてあるだけですが、十数年毎年花を咲かせています。

富士山南麓の春

富士山南麓・・フクロウの森の様子を見て来ました。

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春はまだ遠いように思えますが、林床を見ると・・。

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コガネネコノメなどが姿を現していました。右の葉は、いつも気になっているのですが・・。キバナノアキギリの芽出し?花の時期と葉の形が全然違うけど、この林床で思いあたる植物が他にありません。ご存知の方教えてください。

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ヤマエンゴサクにトウゴクサバノオも、落ち葉の間から顔を覗かせていました。

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セントウソウとキバナノアマナかな?キバナノアマナの花を、初めて見たのはこの場所です。今年も咲いてくれるだろうか?

そして・・。

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富士山南麓で一番に春を告げるのは、バイケイソウの目覚めです。まだ富士山の植物を殆ど知らない頃、この群落を見て感激したものです。

この場所では、まだ花が見られなかったので・・。

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別のところで撮った、ハナネコノメです。朱色の葯が綺麗ですね。

さて、明日は草刈りのボランティアです。頑張らなくては!

スワン・オーキッド開花

今日は、笹刈をしました。このところ、パソコンでの作業が多かったため、久々の肉体労働はきつい!

ワーディアンケース内では、昨年よりかなり遅れてプテロスティリス・ヌタンス・アルバが咲きました。スワン・オーキッドの別名が気に入ったので、タイトルにしました。

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黄色い花粉塊が透けて、目のように見えます。

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反対側も・・。ランの花は、見方によってはエイリアンみたいですね。

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唇弁の部分をズーム。

ランの唇弁は、ポリネーター(送粉者)の足場になるそうです。この足場には、どんな生き物がやって来るのでしょう?

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正面と葉の様子です。

増えたため、三つの鉢に分けました。我が家では屋外栽培は出来ませんが、屋内のワーディアンケースに取り込むくらいでも越冬出来ます。国外産のランの中では、栽培しやすい品種だと思います。

ラン科プテロスティリス属ヌタンス・アルバ(Pterostylis nutans f. alba)。オーストラリア原産。

スハマソウ?(富士市)

地域に生える希少植物との出会いは、他地域での出会いとは比較にならないほど嬉しいものです。

富士市某所・・キンポウゲ科スハマソウ属の植物を見る事が出来ました。スハマソウ属には、ミスミソウ(ユキワリソウ)、エチゼンミスミソウ、オオミスミソウ、ケスハマソウ、スハマソウが、日本維管束植物目録に掲載されています。

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さて、この植物は?

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葉の裂片の先端部が、今迄目にして来たミスミソウと違い丸みを帯びています。スハマソウだろうか?

山渓の図鑑には「葉の先端があまり尖らない事でミスミソウと区別するが、中間型があって判断が難しい事がある。」とあります。またケスハマソウとスハマソウの違いに関しては、「スハマソウはあまり毛が無いが、ケスハマソウは花茎や葉に毛が多くある。」・・この植物の葉や花茎には毛が生えていますが、多い少ないの判断は、比較した事が無いので私には分かりません。

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中にはこんな葉の個体がありました。上に比べると、先端部が少し尖って見えます。最下段に、県内外で見たミスミソウの葉を掲載しましたが、それらに比べれば明らかに丸みを帯びていますが・・。

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堆積した落葉を除けると、蕾が見えました!

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開花は、今月末頃でしょうか?

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この日は、8株確認して自生地を後にしました。花を見るのが楽しみです。

県内外で見たミスミソウの葉です。

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左は山梨県、右は静岡県産です。上と比較すると裂片の尖り具合が違うでしょ?

静岡県に、スハマソウが自生するのだろうか?Webで見た分布図では、スハマソウとミスミソウの境は隣の神奈川県辺りです。という事は静岡県東部にあってもおかしくないと思います。

諸先輩のWebページを見ると、スハマソウとされている個体の葉も様々です。裂片の先端部以外に、同定のポイントは無いのでしょうか?私は、希望的観測も含めて、この植物をスハマソウと思う事にします。諸先輩のご意見を伺えれば幸いです。

キンポウゲ科スハマソウ属スハマソウ(Hepatica nobilis Schreb.  var. japonica Nakai f. variegata (Makino) Nakai

Hepaticaをミスミソウ属と表現されたWebページや図鑑が多いですが、日本維管束植物分類表の記載に従いスハマソウ属としました。

バイカオウレン(富士市)

富士市植物目録には、コセリバオウレン、セリバオウレン、バイカオウレンの三種が記載されています。記載はされていても、出会う事は難しいだろうと思っていたバイカオウレンに出会えました。

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昨年は、富士山北面や八ヶ岳の針葉樹林内で、バイカオウレンを見る事が出来ました。山梨県や長野県では、場所によってかなりの個体数を見る事が出来ますが、ここは極限られたエリアだけに生えていました。

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時期が早いのかまたは時間の関係か、蕾と開き始めばかりでした。

でも・・。

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綺麗に開いている花が一つありました。山の神様のご配慮に感謝です。白い花弁のように見えるのは萼片で、花弁は黄色い蜜腺に変化しています。キンポウゲ科は、こういう花が多いですね。

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バイカオウレンの葉です。5枚の小葉の縁には、鋭い鋸歯があります。

キンポウゲ科オウレン属バイカオウレン(Coptis quinquefolia Miq.var.quinquefolia

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この辺りには、シイタケが沢山生えていました。魅力的なところです。

裏庭の花

今日は良い天気でした。この季節は、植物の変化から目が離せません。

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オカメザクラとカワヅザクラです。オカメザクラは、カンヒザクラとマメザクラの交配種だそうです。カンヒザクラもそろそろ開花しそうですから、早咲きの系統だと思います。良く見ると、1~2輪咲いていますね。

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オカメザクラの蕾とカワヅザクラです。カワヅザクラの木には、ヒヨドリが花を突きにやって来ます。追い払うのが大変・・。

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フキノトウも、こんなに背が伸びました。「雌花は、受粉後花茎を伸ばし、タンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばす。」とあります。確かに、このフキノトウは雌花でした。

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先日登場したばかりですが、ヒュウガミズキの花が咲き出しました。

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葉の展開に先駆けて咲くところが良いですね。

さて、そろそろ・・。

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フタバランの仲間で唯一、早春に咲くヒメフタバランの蕾が姿を現していました。富士市では、この場所でしか出会っておりません。一坪にも満たない場所なので、絶えてしまわないか心配です。

ラン科サカネラン属ヒメフタバラン(Neottia japonica (Blume) Szlach.

別名をオオフタバラン、ムラサキフタバラン。品種(forma/f.)として、フイリヒメフタバラン、ナガバヒメフタバラン、ミドリヒメフタバランなどが記載されています。旧分類では、フタバラン属(Listera/リステラ)として扱われていましたが、新しい分類ではサカネラン属(Neottia/ネオッティア)とされています。

サカネランとフタバランが一緒?なんて思ってしまいますね。花をじっくり見ると似ている所もあります。

◇贈与税の申告

今日は、嫁さんの贈与税の申告に付き合いました。満期に伴う生命保険の権利譲渡のため(満期までの支払いは私で、受取人が嫁さんになっているため)贈与税がかかるのです。しかも、納税は申告期限の15日までに行う事になっています。所得税の還付金は期限後の支払いなのに、徴収する方は期日までなんておかしい!

思えば、青色申告をしていた時、予定納税(予想される税金の1/3を、二度に分けて前納する)をさせられました。しかも、期限内に納税しないと延滞税が加算されると聞きました。それなのに、前納の優遇措置はありません。なんか、反社会的集団のようではありませんか?angry

季節だより観察会②

続きです。

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集合場所の駐車場脇で、「あれは何?」と指さされた先を見ると、フサザクラの花が咲いていました。

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接写してみました。「これが花?」・・名前から桜の花を想像されていたようです。フサザクラの花は、花弁がありません。暗紅色の部分がオシベの葯で、その花糸の付け根に小さな雌蕊があります(右の写真)。変わっていますね。

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左は昨年名前を覚えたヤマアイです。蕾が付いていました。雌雄異株だそうです。開花したら、雄花と雌花の観察をしてみたいと思います。

右はホタルブクロです。初夏に釣鐘のような花をつけます。実生発芽率が良く、彼方此方で見かけます。

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タネツケバナも小さな白い花を咲かせていました。フデリンドウも所々で見かけました。

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カヤツリグサ科ズゲ属の花が咲いていました。イネ科やカヤツリグサ科は、種類が多い上に似たものが多いから、図鑑を見ても良く分かりませんwobbly

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サイハイランが生えていました。昨年、発芽して間もない苗を観察したくて、自生地を探索して歩きました。比較的見る事の多い野生ランですが、探すとなかなか出会えません。今春、群生している場所を見付けましたので、また観察に行きたいと思っています。

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こちらは、ヤマルリソウの花です。私が良く行く自生地よりも、1ヶ月以上早く開花します。

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虫に食べられた花ばかりでした。美味しいのかな?幼い頃から見ていた花で、私にとっては懐古植物の一つです。一般的には、「花弁の色は薄桃色から薄青色へと変化する」とありますが、時間の経過とともに花色の変化しない桃色の花や白花の個体も稀にあります。

ムラサキ科ルリソウ属ヤマルリソウ(Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim.var.japonica)。

◇少し勉強

「素人なのに、最近学名を記載したりして・・」なんて思われた方が多いかと思います。地域の植物目録を整理する機会に恵まれ、科・属名や学名を調べていると、迷いと共にいろいろ面白い事にも気づきました。それはまたの機会に・・。

横文字の苦手な私は、学名に使われるラテン語を書き写すのに一苦労です。学名には、省略の印(period)のついたものがいろいろ使われています。その意味を少しだけ調べてみました。カタカナ読みは、少し違っているかもしれませんがご容赦ください。

ヤマルリソウは、Omphalodes japonica(オンファロデス ジャポニカ)。 

Thunb.→Carl Peter Thunberg (カール ペーテル ツンベルク)スウェーデンの植物学者。

Maxim.→Carl Johann Maximowicz / Karl Johann Maximowicz(カール ヨハン マキシモヴィッチ)ロシアの植物学者。

var.→varietas(ウァリエタース)・・変種。

f.→forma(フォルマ)・・品種。

L.→ Carl von Linné (カール フォン リンネ) またはラテン語名のCarolus Linnaeus(カロルス リンナエウス)・・スウェーデン の学者、分類学の父と呼ばれる。

季節だより観察会①

午前中は小雨が降っていましたが、午後の観察会はなんとか濡れずにすみました。

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今年度最後の観察会は、須津川渓谷でした。今日も、熱心な参加者の方ばかりでした。

地衣類や苔類の観察から始まりです。雨上がりで、苔観察にはちょうど良い・・。

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カエデの木に着生していたのは、地衣類・・モジゴケの仲間です。この辺りの岩や樹木には、いろいろな苔や地衣類が着生しています。

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こちらも地衣類・・ヘトリゴケだそうです。岩に描かれた模様みたいですね。

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左はコバノスナゴケ(蘚類)とスナゴケ(蘚類)が共存しています。右は何だっけ?

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ミズゼニゴケ(苔類)・・ホソバミズゼニゴケ(苔類)という品種もあるそうですが、私には区別が良く分かりません。

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左はジャゴケ(苔類)の仲間で、右はコスギゴケ(蘚類)です。

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コケ植物の胞子嚢を「蒴」というそうです。蒴の形もいろいろですね。

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こちらは、キヨスミイトゴケ(蘚類)と教えて頂きました。

◇少し勉強

コケ植物は、蘚苔類とも呼ばれるそうです。蘚類と苔類の違いは?

コケ植物には、苔類(たいるい)の他に蘚類(せんるい)、ツノゴケ類があるそうです。「蘚類は、一般に、苔類やツノゴケ類とは異なり、葉に中肋(ちゅうろく costa)とよばれる主脈状の細胞群がある。」と書かれていました。顕微鏡でなければ分からないですね。

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こちらは少し前にも登場したギンゴケ(蘚類)です。「雌雄異株。蒴がつかないことも多く、無性芽でも増殖する。蒴がつくときは多数つく。」とあります。

右の写真で黄色い部分が無性芽だそうです。次は蒴のついたギンゴケを見付けよう!

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左はギンゴケ、右はエビゴケ(蘚類)です。エビゴケの名は、この姿をエビの触角にに見立てて名付けられたそうです。

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こちらは、初めて目にしたエビゴケの蒴です。とっても小さな蒴ですから、老眼では見付けるのも一苦労です。左の蒴の穴から、胞子が零れ落ちたように見えます。

苔や地衣類は、とても難しいけど、少しずつでも覚えると楽しいものです。

家の周りの植物

今日も雨・・PCを使って書類作成などを行いました。現役の時は、目の周りが痙攣するくらいハードだった事もあります。でも、PCが無かったら仕事になりませんでした。PCが普及する前は、打合せ簿などを手書き作成したり、図面をドラフターで描いていました。あの頃が懐かしいです。

ネタ切れなので、家の周りの記事が続きます。

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ヒョウガミズキの蕾が膨らんで来ました。

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これは、高知県出身の方からトサミズキと言われて頂いたものです。休眠期だったので間違えられたようです。小さな株でしたが、歳月を経てかなり大きくなりました。

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その横では、カワヅザクラの次に咲くカンヒザクラが、蕾を膨らませていました。

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山間の地でも、タチツボスミレが咲き始めました。横に見える葉は、カキドオシです。また除去しなくては・・。

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フキの葉も出て来ました。右は、サンショウバラの仲間・・八重咲の十六夜薔薇の芽です。

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サンショウの芽も緑になって来ました。今年も、嫁さんにゴマをすって、佃煮を作ってもらおう!借りてきた猫は、気遣いが大変です。

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サンショウは、ミカン科です。果実のツブツブがミカンと同じですね。

さて、明日は今年度最後の「季節だより観察会」です。天気はどうだろう?

アオゲラ

確定申告書は、無事提出しました。手書き申請の頃に比べれば、ずっと楽になりましたが、それでも面倒な事に変わりありません。

裏庭に植えてあるクリの木から、「コツコツ」音が聞こえていました。キツツキの仲間がやって来たようです。ズームカメラを持って近づくと・・。

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アオゲラがいました!額から後頭部にかけて赤いので、これはオスのようです(メスは、後頭部が赤い)。コンデジの光学60倍ズーム手持ち撮影なので、画質は良くありませんが・・。

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巣穴を掘っているのではなく、幹の中に潜んでいる虫を食べているようです。

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正面顔を撮ろうと思ったら、邪魔な枝が・・。頭が赤いのにアオゲラアカゲラはこちら→センサーカメラに映った生き物たち・・迷ってしまいますね。

このクリの木には、アオゲラの他にコゲラもやって来ます。虫が棲みつきやすいので、格好の餌場になっているようです。いつか、巣を作ってくれたら面白いのに・・。野鳥の訪れる庭も良いものです。

進む春

確定申告・・私は、二足の草鞋を履き自営業で図面描きをやっていた事があり、青色申告の経験があります。申告の時期はいつも憂鬱でした。複式簿記も良く分からなかったのですが、パソコンソフトを使って何とかやって来ました。

その終わり頃、e-Taxでの申請がスタートしました。最近では、カードリーダライタがあれば、書類を印刷して提出しなくても申告が可能になったようです。期日も迫って来ましたので、重い腰を上げ入力を終え、明日提出する予定です。分かったつもりでも、また来年のこの時期には憂鬱になる事でしょう。

家の周りでも、植物の動きが活発になり始めました。そわそわする季節です。

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少し前に、フキノトウを観察してみました。フキは雌雄異株・・上は、雌の花です。前記事で、頭花の赤紫色に触れましたが、ここで確認した雌花は全てこのように赤紫色になっていました。時間の経過とともに、白から赤紫に変化するようです。

そして・・。

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「全て両性の筒状花からなる雄花」を見付けました。この花には、糸状の雌花が見えません。身近な植物でも、知らない事ばかりです。少しずつ学んで行こうと思っています。

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アセビも一気に咲き始めました。この花のポリネーターは、どんな虫でしょう?富士山麓では、食害に遭った植物を良く見かけますが、アセビは苦手なようでまとまって見かける事があります。

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普通の白梅の花が痛み始めた頃、豊後梅の花が咲き出します。淡いピンクが綺麗でしょ?

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こちらは、萌の散歩道で見つけたウツギとノバラの新芽です。春は、些細な変化にも目が行きます。

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キブシの蕾も膨らんで来ました。キブシも雌雄異株・・これは房が長いから、雄花ではないかと思います。

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落葉広葉樹林内に、ジャノヒゲの実がまだ残っていました。右のカンアオイ属の花は、この周辺に多いカントウカンアオイだと思います。地面に埋まるように咲いていたので、花筒の横顔は撮れませんでした。

シュンラン開花

このところ、暖かい日が続いていたので、近くに生えるシュンランの様子を見て来ました。

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咲いていました!昨年より少し遅れ気味ですが・・。

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比較的、身近で見る事の出来る野生ランですが、東洋ランらしいその姿を気に入っています。

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強風で倒れたのか、上を向いて寝ている花がありました。通常は俯き加減に咲いているので、反則技を使わないと花の中が撮れません。可哀そうだけど、観察するのにちょうど良い・・。

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薄黄色の花粉塊が良く見えています。ランの唇弁はポリネーターの足場になるそうですが、そのまま伸びないで巻き込んでいるのはどうしてでしょう?補強のため?

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萼片や花弁の色、唇弁の斑紋なども、良く観察すると個体毎に変異があって面白いです。

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早春に咲くシュンラン・・その和名がぴったりの野生ランだと思います。

ラン科シュンラン属シュンラン(Cymbidium goeringii(Rchb.f.)var.goeringii)。

ミスミソウ

2日に、県外のミスミソウを見て来ました。

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県内で見るものに比べて、大きい葉が目立ちました。落ち葉を除けると、右のような蕾が隠れていました。

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寒風で変色したと思われる葉です。重なり合った下の葉は緑色でしたから、暖かくなればこれらも緑に戻るのではないかと思います。

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時間の関係か、時期が早いのか、開き始めが多く見受けられました。

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数は多くありませんでしたが、薄暗い林内に小さな白色が目立っていました。ピンボケは、林内を吹き抜ける風のせい・・coldsweats01

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彼方此方探すと、咲いている株もありました!

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この自生地では、花弁状の萼片の数の多い個体が目立ちました。左は16個、右は14個の萼片が確認出来ます。

ついでに、苔の観察を・・。

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この綺麗な苔は、ギンゴケと教えて頂きました。彼方此方で見られるようですが、なんと南極大陸にも生育しているそうです。

今日は雨なので、頭脳労働をしています。歳のせいか、持続力が無くなって来ましたので、早めのブログ記事で気分転換です。

セリバオウレン

3月4日は、先代甲斐犬「竜」の命日です。萌の散歩が終わった後、お墓参りに行って来ました。歳月の経つのは早いもので、もう12回目になります。一代一主を貫き通し、強烈な印象を残して旅立った赤虎毛の甲斐犬は、今でも家族の話題に上ります。

今日は、「まさかこんな所に!」と思えるような、意外な場所に咲いていたセリバオウレンの記事です。発見者の方の胸の高鳴りが想像出来ます。

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丁度花盛りでした。

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セリバオウレンは、雌雄異株。雄花と雌花を観察してみました。

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「雄花は雄蕊が多数、雌花は雌蕊10個程度」とあります。雌蕊の無い完全雄花もありますが、雄蕊と雌蕊のある中間型(両性花)が多いので、雌蕊の数で判断する事になります。

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こちらは、雄蕊だけ見えています。完全雄花だと思います。

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雄花の白い葯が綺麗ですね。

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雌蕊が10個以上確認出来ますので、雌花ですね。

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こちらも・・。「雌花は、紫色を帯び・・」とあります。花弁状の萼片の色に注目してください。萼片の白い雌花も見かけましたが・・。

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この植物もキンポウゲ科ですから、他の花に似て花弁状の萼片の数や形に変異があります。

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こちらは、昨年の果実のドライフラワーだと思います。花後の姿も面白い植物です。果実は後日観察してみようと思っています。

キンポウゲ科オウレン属セリバオウレン(Coptis japonica(Thumb.)Makino var.major (Miq.)Satake)。富士市には、同じくオウレン属のコセリバオウレンやバイカオウレンの記録もありますが、私はまだ未確認です。そして、このセリバオウレンも出会う事は稀な植物です。

地域で出会えない植物

前記事の近くで見つけた、見慣れない植物です。

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断崖の下に生えていた棘のある植物・・何だろう?果実を見るとサンショウのようです。棘が対生に付くのは、ホンザンショウですが、富士市で見るそれに比べて棘が長い・・。

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葉が、少し残っていました。「あれっ、ホンザンショウなら、冬に落葉するはず・・」。良く見ると、小葉が大きく葉軸に翼があります。サンショウの仲間のようですが、我が家の再生休耕畑に植えてあるものと香りが違います。

調べてみると、これは、フユザンショウという品種のようです。間違っていたら教えてください。

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これも初見の植物です。クモノスシダと教えて頂きました。

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葉表と葉裏の様子です。葉裏には胞子嚢群がついていました。

そして・・。

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こちらも、シダ植物のイワオモダカです。

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葉表に少し毛が生えていて、葉裏には星状の毛がびっしり生えていました。私は、県中西部で見た事はありますが、富士市ではまだ自生の株に出会っておりません。市内で、一ヶ所だけ確認されているそうですが、他地域でも園芸採取により減少しているそうです。

探索範囲の狭い私にとっては、初めて見る植物はどれも希少種です。「出来れば富士市で出会いたい!」そんな思いが強くなって来た昨今です。歳のせいもあるのかな?

セツブンソウ

セツブンソウは、静岡県各所(伊豆・東部・中部・西部・北部)に記録があるものの、現状ではごく限られた場所でしか見る事の出来ない植物です。富士市では、まだ確認しておりません。

今日の記事は、他県で見たセツブンソウを掲載します。

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環境の適した場所なら、群生する植物のようです。

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蕾と、花後に姿を現す葉です。

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花弁のように見えるのは萼片で、花弁は黄色い蜜線状の部分だそうです。後姿は、同じくキンポウゲ科のアズマイチゲやキクザキイチゲに似ていますね。

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花弁状の萼片は、通常5個ですが、数や幅・形に変異があります。キンポウゲ科の花は、この変異を観察するのも楽しいです。

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梅花タイプの萼片の花も、所々で見かけます。

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通常5個と書かれた花弁状の萼片は、4個~8個までありました。写真は、この日見付けた8個の萼片を持つ唯一の個体です。

キンポウゲ科セツブンソウ属セツブンソウ(Eranthis pinnatifida Maxim.)。環境省RDBでは、準絶滅危惧種(NT)、静岡県では絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。

コチャルメルソウ

今日は、暖かで穏やかな一日でした。ずっとこうだと嬉しいのですが・・。

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コチャルメルソウの葉は、広卵形で緑色~帯緑色で、縁は浅く5裂し、不揃いの鋸歯があり、細かい毛が生えています。まだ早いかと思っていたのですが、所々で蕾が姿を現していました。

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まだ一部ですが、花が咲いていました!面白い花でしょ?ウーパールーパーの外鰓のような部分が、花弁です。「普通5個で、7~9裂する」とあります。

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花色は、紅紫色または淡黄緑色と、同じ場所でも違いがあります。

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花茎や花柄に短い腺毛が密生しています。日本には、チャルメルソウの仲間が10種類以上あるようです。いつか、他の花も見てみたいものです。

ユキノシタ科チャルメルソウ属コチャルメルソウ(Mitella pauciflora Rosend.)。

山間部と田園地帯の植物

春の嵐は、無事通り過ぎました。萌の朝散歩は、雨を避け少し遅めになりました。今日は催促もなく、大人しかったです。

今日は、山間部の植物と田園地帯の植物の様子です。

【山間部の植物】

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この辺りで見かけるカンアオイの仲間は、カントウカンアオイかオトメアオイだと思います。萌の散歩道で見かける花は、花筒の上部に括れがありません(ずん胴です)から、カントウカンアオイかも?

落葉に隠れたエビネも、もう少し経つと花芽が見えてくると思います。待ち遠しい季節です。

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とっても小さなコウヤボウキの芽も、緑色を帯びて来ました。

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花のような総苞がまだ残っていました。裏側に隠れた芽も、緑色を帯びていました。細かなところに感じる春も良いものです。

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こちらは、コクランです。良く見ると、小枝に根状菌子束「山姥の髪の毛」が生えています。

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クモキリソウ属の中では、珍しく常緑性の野生ランです。でも、同じ環境に生えていても、時々右のように枯れた葉を見かけます。そして突然姿を消してしまう事もあります。病気か虫などの食害でしょうか?

【田園地帯の植物】

田園地帯と書きましたが、生えているのは山間地のミニビオトープとその周りです。

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田園地帯の(整備前の)水路に生えていたミツガシワの一株です。田圃の地主さんは、「除草剤を散布しても枯れない」と言っていました。そして、昨年某施設の管理者さんからいただいた一株が、我が家にやって来ました。

こういう竹の節のような根茎を持つ植物は、節の部分から根が出るように思いますが、節と節の間から出ています。面白いですね。

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こちらはノウルシです。このブログの開始頃でしょうか、沼津市の休耕地を重機で造成していたオペのお兄さんに頂いてきた株です。勢い良く増えるわけではありませんが、毎年春を告げてくれます。

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こちらは、ナヨナヨワスレナグサです。田園地帯で採って来た種が発芽して、十年以上代を重ねて生き残っています。でも、実る種の割には株数が増えません。実生発芽率は良い方だと思うのですが・・。

ムラサキ科ワスレナグサ属タビラコモドキ(カブムラサキ、ナヨナヨワスレナグサ):Myosotis laxa Lehm. subsp. caespitosa(C.F.Schultz)Hyl. ex Nordh.

※ナヨナヨワスレナグサの学名に関しては、違う見解もあるようですが、Ylistを基礎としAPG分類体系に従った米倉浩司著「日本維管束植物目録」の学名を引用させていただきました。

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