フキノトウ
裏庭植物園のフキノトウも、暖かい日差しを浴びて大きくなって来ました。「フキノトウは、淡緑色の苞に包まれた若い花茎」です。
例年に比べて、今年は数が多い・・。右は開花状態です。
右の花を観察してみました。フキは雌雄異株ですから、この花は?
中を観察すると、右のように二種類の花からなっていました。
雌花は「糸状の雌花の中に、雄花と同じ形の両性花が数個混じる」とあります。このフキノトウは雌花のようです。
頂部に近いところの頭花は、左のように赤紫の部分が見えます。下部の頭花は、右のように赤紫の部分が見えません。開花が進むと赤紫になるのかな?図鑑に記載されておりませんから、次回他の花も観察してみます。
雌花の中にあった両性花です。花柱の脇にオシベのようなものが見えますが、両性花には花粉は出来ないと書かれていました。
ミツバチがやって来ました。今年は、キンリョウヘンの花のミツバチ誘引効果を、調べたいと思っています。
開花していたのは、これと同じ雌花ばかりでしたから、「全て両性の筒状化からなる」雄花が見つかったら、また観察してみます。
キク科フキ属フキ(Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim. subsp. japonicus)
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