季節だより観察会(2月)②
少し間が空いてしまいましたが、季節だより観察会の続きです。
岩本山公園と言えば、この季節は梅の花目当ての来園者が多いと思います。でも、白梅はまだほとんど開花しておらず、紅梅だけが少し見頃でした。
梅園エリアの上には、ロウバイのエリアがあります。梅はバラ科サクラ属、ロウバイはロウバイ科ロウバイ属で、黄色い花の咲く梅の仲間ではありません。香りが良いのは似ていますが・・。
ロウバイの基本種は、「花の中心部が暗紫色で周囲が黄色い花を咲かせる」と、N先生から教えて頂きました。外側の花弁が細く中が濃い暗紫色の花が原種でしょうか?右は素心ロウバイのように幅広の花弁です。我が家にもこのような品種のロウバイが欲しい・・。
白梅の蕾です。品種名は、「十郎(じゅうろう)」となっていました。どこが違うのだろう?
こちらはトベラです。いつも見る生垣のトベラと違い、かなり大きな木でした。透かすと細かい網目が見えます。
樹木の下には、ヒメウズが生えていました。初めてこの植物を見たのは、久能山の石垣でした。オダマキの葉に似ていますね。
変わった形の葉をつけたのは、カクレミノです。葉の形が、鬼や天狗の持つ隠れ蓑(それを着ると姿が見えなくなるという)に似ている事から名付けられたそうです。
クロモジも、蕾が膨らんでいました。
2月の季節だより観察会の記事は、これでお終いです。まだまだ寒い日が続きますが、諸先輩のブログには、早春を告げる花が登場し始めました。彼方此方、行きたい所が頭に浮かんで来ます。困ったものだ・・。
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