イズセンリョウとフウトウカズラ
県内と言えども、地域によって見る事の出来る植物は様々です。今日の記事では、他地域には沢山生えていますが、富士市ではあまり出会う事の無い2種類の植物を掲載します。
伊豆半島某所・・これはミツバチの巣箱でしょうか?キンリョウヘンの効果を試すために、私も作らなくては・・。でも、蜂の嫌いな家族には内緒です。
【イズセンリョウ】
サクラソウ科イズセンリョウ属:Maesa japonica (Thunb.) Moritzi
イズセンリョウが生えていました。初めて見る本場のイズセンリョウです。熱海市伊豆山にある伊豆山神社に多く自生している事から和名がつけられたそうです。
果実が生っていました。雌雄異株だそうですからこれは雌株ですね。蕾と果実が、同時期に見られます。
「果実は乳白色に熟す」とあります。熟す前の(緑色の)状態を見た事がありませんので、今後の観察課題です。
果実と蕾が同じ枝についたWeb写真はあまり見かけないので、以前撮った写真を掲載します。
葉を撮り忘れましたので、こちらも同じところで撮ったものです。カシの仲間のような葉ですね。
この植物は、町内の鎮守の森で見る事が出来ます。でも、他ではあまり見る事がありません。
【フウトウカズラ】
コショウ科コショウ属:Piper kadsura (Choisy) Ohwi
初めて見たのは、静岡市駿河区丸子でした。見慣れない蔓性の植物を夢中で撮っていると、彼方此方の木に絡みついていました。伊豆半島でも沢山見る事が出来ます。これも雌雄異株ですから、右は雌株ですね。
Web図鑑で見る果実はもっと長い房状ですが・・。
私は、まだ富士市では出会っておりません。もしかしたら、富士川以西・・旧富士川町で出会えるかも?
※勉強のために、科・属・学名を調べて記載する事にしました。
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