ハナワラビ属(オオハナワラビ?)
私には、とても難しい羊歯の仲間です。図鑑を見て、予想してみましたので、間違っていたら教えてください。
ハナワラビの仲間(ハナヤスリ科ハナワラビ属)が沢山生えていました。こんな光景が彼方此方で見られ、ざっと数えただけで、100本を優に超えていました。
近くで良く見るフユノハナワラビに比べて、かなり大きい・・。
この写真では分かり難いですが、胞子葉や栄養葉の茎(葉柄)に微毛が生えていました。
栄養葉の先端部が尖っていました。
フユノハナワラビは・・。
葉の縁が鈍鋸歯で葉先も尖っておりません。
手元の資料では、富士市で記録されているハナワラビ属は、ナガホノナツノハナワラビ、ナツノハナワラビ、オオハナワラビ、フユノハナワラビです。
ナガホノナツノハナワラビとナツノハナワラビは、春芽生え秋に枯れるそうですから除外して、葉の先端が尖っていますから、オオハナワラビではないかと思います。また茎や葉柄に微毛が生えていましたので、こちらもオオハナワラビの特徴と一致しています。
オオハナワラビだとすると、米倉浩司著「日本維管束植物目録」に記された学名は、Botrychium japonicum(Prantl)Underw.var.japonicumとなります。
被子植物もそうですが、特に羊歯植物は科・属、学名が図鑑によって様々です。地域に生える植物目録を整理していて悩んでしまいました。そこで、今後、このブログに登場する科・属・学名は、米倉浩司著「維管束植物分類表」並びに「日本維管束植物目録」を参考にする事としました。
素人を悩ませないような分類に、統一してほしいものです。
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