季節だより観察会(広見公園)②
季節だより観察会の続きです。
生垣などで見かけるウバメガシです。備長炭の原料として知られています。
葉の縁に鋸歯があります。水に浮く材木が多い中で、ウバメガシは比重が大きく水に沈むと聞きました。一度試してみたい。瓦のように重なった鱗片が綺麗ですね。
こちらはヤマモモ・・雌雄異株です。樹下に、果実の中身(種核というそうです)が落ちていましたから、これは雌株のようです。
広見公園は、樹木の間隔が広いせいか、山野で見るものよりも樹形が良いと思います。左はメタセコイアで右はケヤキです。盆栽の世界では、このようなケヤキの樹形を箒立ちと呼ぶそうです。
メタセコイアの球果が落ちていました。ヒノキの球果が大きくなったような感じですね。
左はコナラです。こんな樹形の良いコナラは初めて見ました。樹下を見ると、果皮が外れて子葉の見えたものが、幾つか見つかりました。
毛で覆われた芽が出ていました。近くの山林でも沢山のドングリを見かけますが、その数ほど苗を見かけません。どうしてでしょう?調べてみると、どんぐりは乾燥すると発芽能力を失い易いそうです。枯葉の上に落ちたままだと、発芽する事無く傷んでしまうのかも?
こちらは、ハクウンボクの落ち葉です。葉柄の付け根を見ると、冬芽が隠れていました。面白いですね。
クリのように雄雌花が同一花穂につくと思ったら、雄雌の花穂は別々につくようです。オス花穂は既に落ち、これは雌花穂のようです。右のでっぱりはどんぐりの赤ちゃんかな?
左右とも、マテバシイのドングリ(果実)です。大きさも殻斗の感じも違います。どんぐりは二年かけて熟すそうです。どうして二年もかけて熟すのでしょう?
私の普段の観察対象ではなかった植物も、こういう機会にいろいろ学べて面白かったです。
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