菩提寺のソテツ
今日は、穏やかな一日でした。午前中、菩提寺へ法事の予約に行って来ました。半年以上先になりますが、昨年末「できるだけ早めに」と言われていたので、今日お願いして来ました。
菩提寺には、興味深い植物がいろいろ植えられています。今日はその一つ、ソテツ(裸子植物ソテツ科ソテツ属)を観察してみました。
実(種子)が生っていました。雌雄異株だそうですから、こちらは雌株という事になります。
種子は、生育すると朱色に色付きます。
こちらは、雌花の下に落ちていたものです。
「メシベを個々に見ると、上半分は羽状複葉の葉が縮んだ形、下半分の軸には左右に胚珠(種子植物の種子になる部分)が並ぶ。」とあります。左がメシベで、右が胚珠・・種子の赤ちゃんのようです。
左は、胚珠が成熟しないまま枯れてしまったのでしょうか?
朱色の種皮が剥がれると、イチョウの種子(ギンナン)が大きくなったような感じです。以前、2~3個拾って蒔いてみました。ちゃんと発芽して、可愛い葉が姿を現しましたが、冬に屋内へ取込むのが遅れて枯れてしまいました。山間の地では、屋外栽培は難しいようです。
雄花の観察もしてみたいと思っています。マメに、寺通いしなくては・・。枯れかかった時に鉄くぎを打ち込むと蘇るという伝承から「蘇鉄」の名が付いたそうです。本当だろうか?
でこぼこしたソテツの幹に着生していたのは、冬に葉が枯れているので(落葉性/夏緑性)、シノブでしょうか?
こちらは、12月23日に静岡市の八幡神社で見つけたものです。常緑のようなので、トキワシノブだと思います。上(シノブ)の方が、葉が薄くて繊細な感じがしますね。
« イヌマキと着生ラン | トップページ | 庭木と果実のドライフラワー »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「苔と羊歯」カテゴリの記事
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- ヒメミズワラビ(2020.11.06)
- 遠州路で気になった植物②(2020.11.03)
- 菩提寺のヒトツバ属(2020.05.15)
- 菩提寺で見たシダ植物(2020.03.11)
コメント