富士市立博物館
季節だより観察会が行われた広見公園の東側に、古墳や古民家などを再現した歴史ゾーンや富士山かぐやひめミュージアム(博物館本館)などがあります。何十年か前に訪れたきりでしたので覗いて来ました。
富士山かぐやひめミュージアムへ続く階段です。コンクリートの様子からすると、まだ新しい階段のようです。
階段を上ると鳥居がありました。この鳥居は、富士山頂に建てられていたものだそうです。鳥居の柱には「富士川町岩淵鳥居講中」と刻まれていました。
岩淵と富士山の鳥居はどんな関係があるのだろう?江戸時代に富士川の渡船に使った木材を、富士山本宮浅間大社の土地から切り出していた事への返礼と、渡船の安全祈願のため白木の鳥居を奉納したのが始まりだそうです。不勉強で、知りませんでした。
十年以上も経つというのに、鳥居の木はまだしっかりしていました。亜高山帯で見る立ち枯れた針葉樹もそうですが、吹き晒す寒風が朽ちるのを防いでいるのでしょうか?
裏側からの写真ですが、樋代官長屋門(植松家表門)です。江戸時代末期のものと伝えられ、富士市の有形文化財に指定されています。
左の土蔵も市指定の有形文化財で、「今泉小学校の前身である原泉舎の仮教場として使われた。」と書かれていました。要するに寺子屋ですね。
右は松永家の門です。こんな立派な門構えの家に、住んでみたいものです。
松永家は、平垣の豪商だったそうです。「武家風様式を残す・・」とありました。こういう建物を眺めながら、侍の時代に思いを馳せるのも楽しいものです。
富士市には800基もの古墳があるそうです。驚きですね。この古墳は、古墳時代後期(6世紀後半)に作られた円墳で横沢古墳と名付けられています。
富士山かぐやひめミュージアムの内部は、一部を除き撮影禁止なので掲載できません。私は、史跡探訪も好きで、こういう博物館を何ヶ所か訪れましたが、この博物館なら地域外の友人を案内しても喜ばれると思います。しかも観覧無料です。
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