森林探索
スギ・ヒノキの林を探索して来ました。
ここは、初めて入るエリアです。古墳のような小山が幾つかありました。
薄暗い林の中で、ミツマタのシルクのような蕾が目立っていました。
ドライフラワーです。左は野生ランの果実・・ジガバチソウかクモキリソウだと思います。
右はキッコウハグマです。冠毛のついた種子が飛散したものもありました。
野生ランのバルブと、右は何でしょう?マツカゼソウのドライフラワーです。全体像も撮りましたが、白飛びしてしまいました。
このドライフラワーは、キンポウゲ科の果実のようです。花柄が見えますから、イヌショウマではなくサラシナショウマかな?
所々にミヤマシキミも生えていました。右はカンアオイの仲間です。この一角にだけ、沢山生えていました。斑が綺麗ですね。カントウカンアオイかオトメアオイか・・。
花が咲いていました。この季節に咲くとすれば、カントウカンアオイですが、良く似たオトメアオイも春まで花が残るそうですから、花の有無では区別が難しいようです。
この花は花筒上部にくびれがありませんから、カントウカンアオイだと思います。
こちらは、雌花の(蕾)ようです。この状態で見たのは初めてかも?
左は雄花・・スギ花粉の塊です。右は歳をとった雌花・・スギの球果です。そういえば、ヤツシロラン類の実生床に使うスギの球果も、補充用に拾い集めなくては・・。
足元を見ると・・。
これは、ヤクシマヒメアリドオシランかハクウンランの葉に似ています。ツルリンドウの苗も似た葉をしていますが・・。
茎を確認しようと摘まんだところ、簡単に抜けてしまいました。根が無い・・ツルリンドウではないようです。ハクウンランの結実していない株は、この季節に地上部が姿を消すと思いますので、ヤクシマヒメアリドオシランかな?いずれにしても、この場所では初見です。
スギやヒノキの林を探索するのも楽しいものです。
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