石垣に咲くトレニアの花
「園芸種なんて・・」と言われるかもしれませんが、年間を通して観察すると、いろいろ面白い事に気付きます。
我が家では、父親が栽培していたトレニアが、代を重ね毎年庭の彼方此方で花を咲かせます。通常なら花の季節はとうに過ぎましたが・・。
石垣の間で咲いている花がありました。随分のんびり屋さんですね。
花を観察すると、左右で違いがあります。左の花は、オシベが上を向いて、柱頭が開いています。右の花は、オシベが手を合わせたようになっていて、柱頭があまり開いていません。左の花の方が、開花してから時間が経過しているものと思います。
左の花のオシベに、ピントを合わせたつもりです。メシベの奥にも、オシベの花糸のようなものが見えます。こちらは、次の機会に観察してみます。
通常は、このようなドライフラワーになっています。
ドライフラワーになってからかなり経ちますので、種子は殆ど零れてしまったようです。
残った種を観察してみました。「とても小さい!」微細種子ですから、光発芽種子(光の照射を発芽の条件とする)の仲間でしょうか?
◇トレニア
アゼトウガラシ科(ゴマノハグサ科)ツルウリクサ属(トレニア属)。一年草と多年草があるそうです。我が家のトレニアは、一年草ですから、トレニア・フルニエリ(ナツスミレ、ハナウリクサ)という品種のようです。
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