萌の散歩道の植物観察
今日は、午後から凄い風が吹きました。お陰で、落葉の遅れていたクリの木も、丸坊主になりました。これで落ち葉の掃除が出来ます。
萌の散歩道の植物を撮ってみました。
こちらは、十両・・ヤブコウジです。彼方此方に生えていますが、果実の生った株はあまり見かけません。
こちらは、初夏に赤い実の生る植物・・オニシバリです。蕾をつけて冬を越します。
シュンランも蕾をつけて冬を越します。山間部に住む私にとっては、シュンランは身近な野生ランですが、ちょっと不思議な生態のようです。
「実生発芽して葉が出てから直ぐには光合成を開始せず、かなりの大きさになるまで長期間ショウガの根茎に似た姿で腐生植物的な地下生活を送る。」・・部分的菌従属栄養植物だそうです。
こちらはカンアオイ(カントウカンアオイ)だと思います。花期は1月~2月、10月~12月で、良く似たオトメアオイとは花期が違います(5~7月)が、春まで花が残るそうなので、蕾の時期でなければ良く分かりません。
「カンアオイの筒上部はくびれないが、オトメアオイにはくびれがある」・・これが一番分かり易いかな?この花にはくびれがありませんでした。
こちらは、ガンクビソウのドライフラワーです。何という凄い命名でしょう。
左はクロヤツシロランの果実(殻)です。行燈の骨組みのようですね。右はエンシュウムヨウランの果実(殻)です。前者は、種子を飛散させた後枯れて消滅しますが、後者は来春花径が伸びる頃まで残っています。花径を折ってみると、まだ枯れていませんでした。種子の飛散に時間をかけるため長持ちするのかも?
これは、キノコの師匠からキヒラタケと教えて頂きました。放射状に開いたヒダが綺麗ですね。
植物やキノコの名前が一つでも多く分かると、散歩もまた楽しくなります。
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