休耕畑②の自然観察
休耕畑①の再生は、何とかめどが立ちましたので、休耕畑②の再生作業を再開しました。
いろんな人がアドバイスしてくれますが、実際にやって見るとあまり参考になりません。4mくらいに伸びた茶ノ木は、写真のように傾いています。そのままチェンソーで切ると危ないので、上部を切ってから株元を切っています。
「伐採した茶ノ木は燃やせばいい」という人もいますが、火災の危険があるし、煙で迷惑をかける事にもなります。そこで、再生休耕畑①と同じように伐採した木は、周囲に積んで枯れるのを待つ事にしています。
伐採には、剪定ばさみ、チェンソー、仮払機、ノコギリなどを使っています。最初は慣れない作業で大変でしたが、少しずつペースも上がって来ました。
コバノカモメヅルと思われる果実がありました。種子は、板を丸めたような感じです。
カヤの赤ちゃんです。隣の山林に大きな木がありましたので、その子だと思います。カヤは雌雄異株ですから、隣の木は雌株のようです。
アザミは良く分かりませんが、花が横を向いて咲いている事、総苞の棘が反り返っている事などから、タイアザミ(トネアザミ)ではないかと思います。
左は、10日の観察会で教わったシダ・・イワヒメワラビです。右は、この休耕畑に生えていたシダです。「同じだ!」
葉柄や葉の裏表など(全体)に毛が生えています。「ソーラス(胞子嚢群)は、小型の円形で小羽片の辺縁近くにつき・・」とあります。尚、写真を掲載しませんでしたが、葉柄の下部は暗褐色でした。次からは違った目で見る事が出来ます。
キジがいました。車のエンジンをかけたままですが、なかなか動きません。仕方ないので、車を進めて退いてもらいました。
今日は、シキミ畑に石灰硫黄合剤を散布したようで、凄い臭いがします。葉が白っぽくなっていました。このところ、7~10日に一度の農薬散布がされないので、安心していたのですが・・。シキミの実は、植物として唯一、毒物及び劇物取締法で劇物に指定されています。その上、高濃度農薬を散布して栽培するような危険なものは、民家から離れた場所で栽培してもらいたいものです。
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