2007年の思い出④
野生ラン以外で、思い出に残る植物を集めてみました。
希少植物との出会いは嬉しいものです。それが地域外ではなく、自分の普段の探索範囲である県内・市内で出会えれば尚更感動します。今年は、静岡県内でもいろいろな希少植物と出会う事が出来ました。
お誘いを頂いて、見に行ったセリバオウレン・・この場所に生えているのを初めて知りました。
ミスミソウも、県内で出会う事が出来ました。思っていたより、ずっと沢山生えていました。
カイコバイモも、県内で初めて見ました。
庭の草取りをしていて見つけたこの花は、カイコバイモに似ている・・。調べてみると、カイコバイモと同じくユリ科バイモ属のアミガサユリのようです。父親が植えて置いたものだと思います。十数年、その存在に気付きませんでした。いかに怠けているか分かりますね。
こちらは、ずっと見たいと思っていたカキノハグサです。自生地の情報を得て、探索に行こうと思っていたのですが、新たな友人に別の自生地を案内していただきました。そこは、若い頃ドライブなどで幾度か訪れた事のあるエリアでした。
こちらはヤシャビシャクの花です。このブログを見てくださっている方は、「それほど珍しくないのでは?」と思われたかもしれません。これは、山梨県の友人から送っていただいた種を蒔き、実生発芽したヤシャビシャクの初花です。発芽から二年で花が咲く事を知りました。
休耕畑①の入り口付近で、センニンソウ属と思われる蕾を見付けました。当初は緑色の花弁でしたが、開花後時間の経過とともに右のように白味を帯びて来ました。シロバナハンショウヅルです。私はこの植物の自生地を二ヶ所しか知りません。富士市では、希少種です。
最後に、県外になりますが・・。
三年ぶりくらいに、ベニバナヤマシャクヤクの自生地を訪れました。盗掘に遭った株もありますが、少し離れたところでひっそり咲いている株を幾つか見付けました。このまま生き残って子孫を増やしてほしいと願っています。
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