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2017年11月 6日 (月)

種子の風散布

イチヤクソウの仲間の種子は、微細種子だと学びました。ランも微細種子を宿し、一部の種類を覗いて風によって運ばれます。今日は、風散布される種子を二種類観察してみました。

【キンリョウヘン】

Apa291887

ニホンミツバチを誘引する事で知られる、ラン科シュンラン属のキンリョウヘンの果実です。鞘(←正式な名称が分かりません)が思ったより硬い・・。

栽培品を見ると、果実は同時に熟さず、一つ一つ順番に熟して行くようです。

Apa291837 Apa291891

種子は鞘の内壁に固定されており、一気に飛ばされない(零れ落ちない)ようになっています。

Apa291864

とても小さな種子です。ヤツシロラン類の種子とそっくりです。中央が飴色になっているところも・・。

【シュンラン】

Apa291812

同じくラン科シュンラン属、シュンランの果実です。

Apa291831 Apa291827

こちらは鞘の隙間から零れ落ちていました。写真に写っている綿のようなもので固定されているようですが、キンリョウヘンの種子の方がずっと強く固定されているようです。

Apa291815 Apa291825

キンリョウヘンの種子と似ていますが、並べてみたところ少し長いように思います。いずれにしても、とても小さくて鼻息でも飛ばされてしまうくらいです。

【ウバユリ】

Apa291901 Apa291903

ウバユリの種子も風散布ですが、こちらは翼果です。ユリの仲間は、鞘の間に写真のようなガードがあって、鞘が割れた時に一気に零れ落ちないようになっています。

Apa291915 Apa291911

種子は、側面からではなく上から飛んで行くような構造ですね。

Apa291897

平たい種子に大きな翼が付いています。ジイソブ(ツルニンジン)などに比べると、ずっと大きいから、遠くまで飛ぶのかな?似た花を咲かせるバアソブの種子は、翼が無く黒い粒です。絶滅危惧種になった要因の一つは、種子にあるのかも?

風散布する種子は、ランなどの微細種子、カエデやユリのような翼果、フウセントウワタなどの風船型果実、少し前に登場したボタンヅルなどのように羽毛や冠毛を持つ果実などに分けられるそうです。植物もそれぞれに、工夫していて面白いですね。

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