季節だより観察会(西臼塚)③
季節だより観察会の最後の記事です。まずはカエデ属を集めてみました。
黄色く染まったチドリノキの葉が、とても綺麗でした。チドリノキは、葉の形が他と違いますがカエデ属です。
右のカニのような葉は、イタヤカエデです。これは分かり易いですね。
チドリノキの黄葉を少しズームしてみました。紅葉しているのは、コハウチワカエデのようです。
左はオオモミジです。葉の縁が単鋸歯です。
右は、コハウチワカエデです。全体を撮りませんでしたが、葉柄が長く、毛が生えています。葉柄が長く毛が生えていなければ、オオイタヤメイゲツなどが考えられます。そういえば今回撮り忘れました。
左はエンコウカエデ、右はイロハカエデ(イロハモミジ)です。イロハモミジは、オオモミジと違い葉の縁が重鋸歯です。
そして大きな葉のカジカエデ・・カナダ国旗に似ていますね。でも、カナダ国旗は、サトウカエデです。
右は駐車場に植えられたカエデの紅葉です。曇り空でしたが、帰り際に日が射しました。
地衣類も少し勉強しました。コケと名が付いていますが、どれも地衣類です。
左はカノコゴケ・・鹿の子模様(鹿の背にある斑点に似た模様)からとったそうです。カノコユリも同じですね。
右はボンジゴケです。梵字・・仏教などで使用される古代インド文字です。こういうのはみんなモジゴケと呼んでいました。モジゴケ科クロモジゴケ属だそうですから、まぁ良いか・・。
左はカラクサゴケで、右はボンジゴケの拡大写真です。
カラクサゴケのようなものはみんなウメノキゴケと呼んでいました。でも、Web地衣類図鑑を見ると、判別に困るくらいいろいろな種類があります。以前覚えたマツゲゴケと合わせて、これだけでも覚えておかなくては・・。コケや地衣類も難しい!
今回の観察会も、とても楽しかったです。一人歩きの多い私には、こういう観察会がとても楽しみです。富士自然観察の会の皆様、有難うございました。
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むしさん、今晩は。
詳しい人に、現地を歩きながら教えてもらうのが一番確実ですね。
一人歩きが好きなので、こういう機会に少しずつ覚えて行こうと思っています。
カエデ属は、交雑種もあるらしいので、「・・の仲間」と言った方が正しいのかもしれませんね。
初めて富士山を歩いた頃は、ケヤキとブナの区別がつきませんでした。
投稿: やまぶどう | 2017年11月14日 (火) 18時58分
難しいですね、、。私は、カエデチックな富士山の樹木は全て「オオイタヤメイゲツ」だと本気で思ってました。大体、確実に判るのはミズナラとブナ位ですね。トホホですね、、。
大体確実って、、(笑)それすら完全に判る自信が無いのかよってレベルです。
投稿: むし | 2017年11月13日 (月) 22時25分