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2017年11月

2017年11月30日 (木)

不法投棄パトロールで出会った植物

雨は降りませんでしたが、厚い雲に覆われ寒い一日でした。今日の記事は、不法投棄監視パトロールの時に覗いた林で、気になった植物を集めてみました。

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葉の落ちた林内では、テングス病のツツジが目につきます。鳥の巣みたいですね。

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こちらは、何年振りかで出会ったシデシャジンの果実です。

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萼片が何時までも残っているのはどうしてでしょう?

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株元を見ると、春を待つ芽が出ていました。冬の寒さに耐えられるのか心配です。

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シデシャジンの葉と、9月末に見つけた花です。変わった花でしょ?

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隣には、キッコウハグマの痩果が見えました。この季節は、冠毛で存在が分かります。

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こちらは虫こぶです。どんな虫が入っているか見たかったけど、可愛そうなので止めにしました。

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まだ緑色を帯びたサイハイランの果実が残っていました。別の株は、鞘が割れ粉のような種子がこぼれ始めていました。近くに生えていても、開花時期に開きがあるようです。

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この林内では、シュンランも結構生えています。サイハイランやシュンランは、どんな菌の力を借りて発芽するのでしょう?

右は、見頃を迎えたツルリンドウの果実です。比較的出会う事の多い果実ですが、見付けると嬉しい・・。赤い色(図鑑では紅紫色)をしているから、鳥に種を運んでもらうのかな?

2017年11月29日 (水)

筑波実験植物園②

カンアオイの仲間を集めてみました。日本には50種以上もあるそうです。誤解されるといけないので、手を触れずに撮りました(花は撮りませんでした)。

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◇クワイバカンアオイ

屋久島の特産。静岡県にも自生しているカントウカンアオイと同じく、冬に花が咲くそうです。絶滅危惧種Ⅱ類(VU)。

◇エクボサイシン(エクボカンアオイ)

西表島に分布。葉裏は紫色で、園芸採取で減少が懸念されているそうです。沖縄県では準絶滅危惧種(NT)に指定。

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◇オオバカンアオイ

奄美本島、徳之島に分布。絶滅危惧種ⅠB類(EN)。

◇タニムラアオイ

徳之島に分布。別名はシラユキカンアオイ。調査が進んでいないため絶滅危惧種の指定はありませんが、希少植物だそうです。

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◇キンチャクアオイ

九州地方に分布。絶滅危惧種Ⅱ類(VU)。

◇オトメアオイ

我が静岡県にも自生していますが、葉を見るとカントウカンアオイとそっくりです。本州中部(天城山、愛鷹山、箱根山周辺)に分布。5~7月頃開花。果実は翌年の開花直前頃まで残り、花後にはその枝に葉をつけない特徴があるそうです。環境省、静岡県とも準絶滅危惧種(NT)。

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◇アマギカンアオイ

伊豆半島に分布。タマノカアンアオイの変種だそうです。絶滅危惧種Ⅱ類(VU)。

◇ナンゴクカンアオイ

鹿児島県の黒島、宇治群島に分布。絶滅危惧種Ⅱ類(VU)。

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◇ツクシアオイ

九州北西部に分布。絶滅危惧種Ⅱ類(VU)。

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◇ズソウカンアオイ

静岡県、神奈川県に分布。オトメアオイの変種として分類されているそうです。オトメアオイと違う開花時期で、10~11月頃に開花。私はこの亀甲模様のカンアオイを幾度か見た事があります。カントウカンアオイやオトメアオイの変種(葉変わり品)だと思っていました。カントウカンアオイは、亀甲模様の個体は無いのだろうか?環境省は準絶滅危惧種(NT)、静岡県は絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定。

◇育成棚

このように、いろいろな種類のカンアオイ属が栽培されていました。

こうして見ると、カンアオイ属は絶滅危惧種に指定されているものが多いようですね。近くの山林では、カントウカンアオイかオトメアオイと思われるカンアオイ属を、沢山見る事が出来ます。身近なところ(静岡県)に生えるものだけでも、ちゃんと観察して覚えたいものです。

葉ばかりだったので・・。

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思い出の花・・ブーゲンビリアです。どんな思い出かって?秘密です

今日は、ウィルスバスターをインストールしました。我が家では、組み立てたパソコンが二台と市販のノートパソコンが一台ありますので、毎年一年版(3台分)を買って来ます。自動更新するよりずっと安いので・・。

2017年11月28日 (火)

筑波実験植物園①

国立科学博物館「筑波実験植物園」の屋外で出会った動植物です。

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池には、カルガモが泳いでいました。他にはオオバン、マガモなどもいました。

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左はまだ葉が残っているミツガシワです。冬には葉が枯れ、竹のような茎が残り春を待ちます。

近くの樹下に植えられていたのは、サイハイランでしょうか?サイハイランは、一枚葉となっていますが、二枚葉も結構見かけます。

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こちらは、エビネの仲間です。品種を葉で区別するのは無理なようです。近くの山林に生えるエビネを見比べると、葉の細いものと幅広のものがあります。

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こちらもサイハイランでしょうか?サイハイランは、葉にこのような斑の入ったものと無いものがあります。

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「C4植物」・・今年初めてこの名を教わりました。ススキもその仲間だそうです。生産性が高いから、いろいろな植物が寄生するのかな?

時間の関係もあり、急ぎ足で進みました。シダのエリアは、次回もっと時間をかけて歩きたい所です。

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「あっ、斑入りのシダだ!」オシダ科ハカタシダと書かれていました。

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「オニヤブソテツだ!」と思って近づくと、似たシダがこんなに並んでいました。右側面もその仲間です。私にはとても覚えられない・・。ヤブソテツは嫌いだ!

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左はオニヤブソテツです。右はアツバオニヤブソテツだそうです。ヒメオニヤブソテツとオニヤブソテツの亜種間雑種と書かれていました。

紅葉も見頃でした。

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ドウダンツツジの紅葉は綺麗ですね。我が家は山間地ですが、こんなに綺麗に紅葉しません。

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左はニシキギと思ったのですが、枝に翼が見当たりません。右はタイワンフウです。葉の形がミヤサマカエデ(タイワントウカエデ)の葉に似ています。ずっと小さいけど・・。

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果樹のエリアもありました。この柿の名は、愛宕(あたご)・・完全渋柿となっていました。愛媛県産です。完全甘柿、不完全甘柿、完全渋柿、不完全渋柿に区別されるそうです。勉強になりました。

神代、京都と見て来ましたが、筑波は少し毛色の違う植物園だと思います。何れも季節を変えて再訪したい植物園です。他には、日帰りで行けない北海道大学植物園と高知県立牧野植物園にも行ってみたい。行きたい所ばかりで、困ったものです。

2017年11月27日 (月)

カエデ属の紅葉(丸火自然公園)

今日の午前中は、不法投棄監視パトロールを行いました。そのついでに、丸火自然公園に寄ってみました。普段行く事の無いエリアを覗くと、カエデ属の紅葉が見頃でした。

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別の場所では、かなり落葉していましたが、ここはまだ見頃でした。

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光を透かして見ると更に綺麗です。

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赤や黄色・・。赤色はアントシアン、黄色はカロチノイド。どうして同じカエデ属なのに赤や黄色になるのだろう?自生している土地の温度や気候、日照時間によって鮮やかな赤色に染まったり、黄色が混じった赤に染まったりするそうです。

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真っ赤ではありませんが、これはこれで綺麗です。

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18.8倍ズーム。この場所には、イロハモミジとオオモミジが並んでいました。

不法投棄監視パトロールの後は、ミニ農作業小屋に雨樋を取り付け、貯水容器まで配管しました。そして、果樹エリアには、梨を植えました。梨は二種類植えないと果実が生りません(自家受粉を嫌う)ので、豊水と幸水を植えました。果実が生るまで健在でいられるだろうか?

再生休耕畑も、少しずつ住人が増えて、何とか見られるようになって来ました。一年前の様子を知っている人は「良くここまで綺麗に出来たな」と驚いていました。私も、再生前に訪れた時は、あまりの荒廃ぶりに唖然としました。

2017年11月26日 (日)

つくば蘭展④

「まだ続くのかよ?」・・これで最後です

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唇弁に髭の生えているランは、何処か引き付けられるものがあります。ブラッサボラ・ディグビアナ(Brassavola digbyana)またはリンコレリア・ディグビアナ(Rlyncholelia digbyana)・・中央アメリカ原産です。

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名前が分かりません。橙色の唇弁がとても目立っていました。

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こちらはとても小さな花です。左はオルニトフォーラ・ラディカンス(Ornithophora radicans)・・ブラジル原産の着生ランだそうです。唇弁の形がアクセサリーのようですね。

右は、マラクシス・バンカノイデス(Malaxis bancanoides)。Web検索すると、熱帯性淡水魚などの水草として掲載されていました。ジュエルオーキッド(宝石蘭)と呼ばれ、水草として栽培される事もあるようです。

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こちらも名前が分かりません。右はミルトニアの仲間でしょうか?

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左は、バルボフィラム・グランディフローラム(Bulbophyllum Grandiflorum)。見えているのは萼片でしょうか?唇弁は見えていないようです。ラン科植物の多くは唇弁が目立つのに、この花は珍しいですね。

右はとても背の高い花茎でした。上に敷設されているケーブルトレイにつきそうです。名前は分かりません。

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日本のランもありました。左はヘツカラン(Cymbidium dayanum Reichb. F.)・・鹿児島県などに自生する着生ランです。環境省RDBで、絶滅危惧ⅠA類(CR)に指定されています。

右は、何年振りかで出会ったカンラン(Cymbidium kanran)です。花は地味ですが、洋ランに劣らないとても良い香りがしました。我が静岡県にも、まだ自生しているそうですが・・。環境省RDBで、絶滅危惧種ⅠB類(EN)に指定されています。

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こちらはツルラン(Calanthe triplicata)です。図鑑でしか見た事が無く、初めての出会いです。日本では、九州南部や沖縄などに自生するそうです。環境省RDBで絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。エビネの仲間ですから花も似ていますね。

つくば蘭展の記事はこれでお終いにします。山野を歩いても出会う事の出来ない植物を見られる場所があると良いですね。私も、もう少し歳をとれば山野も歩けなくなります。そんな時に、こういう植物園があると嬉しいです。静岡県にも造ってくれないかな・・。

2017年11月25日 (土)

つくば蘭展③

今朝も寒かった!隣の畑には霜柱、汲み置きの水には薄っすら氷が張っていました。

今日は、洋ランの女王カトレアの仲間などです。入館の少し前に水撒きをしたようで、メガネやカメラのレンズが曇って大変でした。屋外が寒かったから尚更かな?

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どれも大きくて華やかですね。我が家のワーディアンケースでは、ミニカトレアなら大丈夫ですが、大きなカトレアは栽培出来ません。展示会で見て我慢です。

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カトレアは中南米原産で、高木の樹上に着生しているそうです。山野で出会ったら、感動するでしょうね。原種だと、もっと地味だろうけど・・。

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左は沢山の花が咲いています。どれも、栽培者のご苦労が窺えます。

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左の花は、あまり見た事の無い色です。最近、バラでもこんな色の花を見かけます。毎年新しい花が作出されているようです。私には、バラと同じく名前が覚えられません。

ところで、日の出蘭(ヒノデラン)という名前を聞いた事がありますか?牧野富太郎博士が命名したカトレアの和名だそうです。

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こちらは、セロジネの仲間です。

我が家にあるセロジネは、町内の方(故人)からいただき、とても大きな株になりました。山間の我が家でも、室内に取り込むだけで冬越し出来ます。先日見たら、花芽が伸びていました。

2017年11月24日 (金)

つくば蘭展②

続きです。

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ここは熱帯雨林温室・・アジアの熱帯雨林の植物を集めた温室です。大形のランが展示されていました。

左は、シンビジューム・トレイシアヌム(Cymbidium tracyanum)です。とても大形のランで、ミヤンマー、タイ北部、中国南西部原産だそうです。中はシンビジュームの仲間です。こちらもかなり大株です。右は、果実です。下垂れタイプのシンビジュームでしょうか?

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花も、通常みるシンビジュームの仲間に比べてずっと大きい・・。

次は熱帯資源植物温室です。こちらでは、通常展示の植物以外に蘭友会などのランが展示されていました。

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このランは、面白い花を咲かせるでしょ?近づくと変な臭いがしました。ハッカクレンやコンニャクなどのように有機物の腐敗臭がします。バルボフィラム・ファッシネーター・ブラック(Bulbophyllum fascinator Black)。日本で見るムギランなどの仲間だそうです。

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左の花も面白いでしょ?プレウロタリス・スツラピファリア(Pleurothallis strupifolia)・・ブラジル原産です。

右は、バルボフィラム・ルイスサンダー(Bulbophyllum Louis Sander)です。

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接写してみました。

右はバルボフィラム・アナンダレイ(Bulbophyllum annandalei)。原産地は、タイ、マレーシアなど。

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こちらも仲間・・バルボフィラム・ロスチャイルディアナム(Bulbophyllum rothschildianum)。インド原産だそうです。

「どうしてこんな形の花を咲かせるのだろう?」なんていろいろ想像しながら見るのも楽しいです。もちろん、其々に理由があるはずですが・・。

今日は、父親が作ったミニ農作業小屋を直しました。新たに作った方が楽なのですが、解体の手間と片付けが発生しますから、直す事にしました。明日、屋根のトタンを貼れば完成です。何でも自分でやって見ると面白いです。

2017年11月23日 (木)

つくば蘭展①

あるランを検索していて、国立科学博物館筑波実験植物園で、「つくば蘭展」が開催される事を知りました。今年は、神代植物公園、京都府立植物園と、二つの大きな植物園を見学する事が出来ました。筑波実験植物園へも、一度は行ってみたいとずっと思っていました。急でしたが、思い切って行って来ました。

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田舎者なので、公共交通機関を乗り継いで辿り着くには、結構気疲れします。つくば駅からバスかタクシーになりますが、行きはタクシー、帰りはバスに乗りました。

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外回りは後にして、蘭展の会場を目指しました。

最初の記事は、多目的室の「つくばコレクション展示」からです。

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前記事のシマクモキリソウを始め、初めて見るランがいろいろ展示されていました。

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左は、レストレピア・ブラキパス(Restrepia brachypus)アフリカ南部、ベネズエラなどの原産です。綺麗な花ですね。

右は、プレウロタリス・ニプテロピア(Pleurothallis nipterophylla)エクアドル原産です。面白いランですね。初めて見ました。

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左は、以前見た事があるプレウロタリス・タラントゥラ(Pleurothallis・tarantula)コロンビア、エクアドル原産です。どうしてこんな花を咲かせるのでしょう?

右は、デンドロビューム・種名不詳となっていました。香りが無く太い筒状の花は、蝶ではなく鳥が花粉を運ぶものと考えられるそうです。赤やオレンジの花色も鳥を引き寄せるのに役立つようです。

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お気に入りのモンキー・オーキッド(Dracula属)も展示されていました。

中は、アングレクム・ゲルミニアヌム(Angraecum germinyanum)マダガスカル、コモロ諸島、マスカレン諸島原産と書かれていました。蛾が花粉を運ぶランで、暗闇で目立つように花が白っぽくなり、夜になると強い香りを放つそうです。日本のフウランなどと同じですね。

右は、エピデンドルム・ポルパクス(Epidendrum porpax)メキシコからベネズエラ原産です。属は違いますが、クモキリソウの花に似ています。

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接写してみました。

学芸員の方に、シマクモキリの事について伺うと、とても詳しく説明してくださり、先生が解説されたばかりだと話してくれました。「○○先生ですか?」と尋ねたところ、「今居たばかりなので、呼んで来ます。」と言ってくださいましたが、恐れ多いので辞退し、あるお願いを託しました。私と同年代の学芸員の方も、同じ願いを持たれていたようで、しっかり伝えてくださるとの事でした。内容?ラン科植物ファンの皆さんの願いと同じです。

2017年11月22日 (水)

シマクモキリソウとシテンクモキリ

実際に見た事も名前を聞いた事も無かった野生ランを、偶然見る事が出来ました。もう二度と目にする事は無いかもしれません。

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左が、その野生ラン・・シマクモキリソウ Liparis hostifolia (Koidz.) Koidz. ex Nakai です。

右は、同じくクモキリソウ属で、駿河の峰で出会った無班のシテンクモキリ Liparis purpureovittata です。こちらもあまり出会えないと思います。

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停止線があったため、18.8倍ではこれが限界でした。高倍率のコンデジを持って行けばよかった・・。

この野生ランは、平成29年6月に東京都などが行った南硫黄島自然環境調査により、79年ぶりに採集されたものです。発見当初は、右の写真に掲載されているような葉だけで、種類の同定が出来なかったため、国立科学博物館筑波実験植物園に栽培を託したところ、開花に成功し、花の形や遺伝的特徴からシマクモキリソウであることが確認されたそうです。

東京都のホームページに・・「大変希少であるうえ、栽培が非常に困難で展示中の維持管理が難しいため、展示は11月19日〜26日に筑波実験植物園で開催される「つくば蘭展」での限定公開とします。」と書かれています。

私はこの野生ランが展示されている事を知らずに行って、運よく見る事が出来ました。

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撮れた写真が少なかったため、無班のシテンクモキリを掲載します。

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こちらは紫点のある方・・。

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こちらも紫点のある方。シマクモキリソウもこのシテンクモキリも、唇弁の裾が普通のクモキリソウのように後ろに強く反り返っておりません。前者は、Web写真を見ると、スズムシソウやコオロギランを思わせる様な形の唇弁でした。

クモキリソウ属は、同じ種類でも花色などに変異があります。変わり者の多い野生ランだと思います。

ところで、少し前に、光合成をやめた植物3種の種子の運び手をカマドウマと特定 ―風も鳥も哺乳類も手助けしない植物の種まき方法―」の論文の紹介をしましたが、11月17日付の読売新聞及び11月27日付の時事通信にも取り上げられていました。

研究者は、遠い地から我が静岡県に幾度も足を運び、この事実を突き止めました。その熱意に、拍手を送りたいと思います。下記にリンクを貼りましたので覗いてみてください。

YOMIURI ONLINE

JIJI.COM

※時事通信掲載を追記しました(12/3)。

2017年11月21日 (火)

再生休耕畑の植物観察②

今日も寒かった!屋根には霜が降りていました。天気は良かったけど、室内である書類を作成しました。Web検索とブログ作成だけでは、いろいろなアプリの使い方を忘れてしまうので、丁度良い機会です。その内、ホームページも作り直さなくては・・。

また、再生休耕畑の植物観察です。

野菜エリアから・・。

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もらって来た籾殻を撒きました。野鳥が悪戯するといけないので、タマネギの所に防鳥テープを張りました。

右はシュンギクです。順調に育っています。

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他の葉野菜もハート形の子葉(双葉)の間から本葉が出て来ました。こちらも順調です。老眼なので種の蒔き方が雑で、右のように混雑している所が多々あります。

山菜エリアでは・・。

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サンショウの葉を観察してみました。どちらもサンショウですが、左は小葉に斑が入っています。ただ、斑入り葉はそれほど珍しくないように思います。

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こちらはイヌザンショウの葉です。サンショウに比べて小葉の間隔が広く、鋸歯があまり波打っていません。また小葉が互生と対生が混じっています(サンショウも同じ)。このイヌザンショウには、右のような白い棘がありました。

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サンショウとイヌザンショウの違いで、一番分かり易いのは棘です。サンショウは対生、イヌザンショウは互生です。右はイヌザンショウの葉柄を撮ってみました。小さな棘が見えます。

イヌザンショウもサンショウも香りがあります。でも、サンショウの方がずっと良い香りです。ではなぜ植えたのかって?観察するためです。

笹の生えていたエリアに行くと・・。

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スッポンダケが生えていました。キノコ図鑑に、中華スープに入れて食べる方法が掲載されていたので、一度食べた事があります。頭の部分はとても臭いので、柄の部分だけ何度も洗って使いました。でも、これといって美味しいものではなく、あまりお勧めできません。

さて、明日は早起きして遠出します。でも、山ではありませんよ。

2017年11月20日 (月)

再生休耕畑の植物観察①と実生栽培床の準備

今日は、寒い一日でした。肉体労働なので、まだ良かったのですが・・。

◇再生休耕畑の植物観察

隣の休耕畑のススキやコセンダングサなどが、こちらの畑に覆い被さって来ているので、地主さんに断って草刈りをしました。地主さんは体調が悪くて、しばらく来れないとの事なので、全部刈ってやりました。

親が残してくれた山林や畑は、場合によっては負の遺産になる事もあります。引き継いだ者が、手入れする気があり、それが出来る状態ならいいのですが・・。

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ビワの木の下に、沢山の子が生えていました。数本頂いて、果樹エリアへ植えよう!「枇杷は九年でなり兼ねる・・」あと十年くらいは生きないと果実が食べられませんね。

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花が咲いていました。

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ツワブキも咲いていました。我が家のツワブキより葉が大きい・・25cm程ありました。

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コセンダングサの花は、ひっつき虫になっていました。釣り針の返しのようになっています。これが草刈りの時、衣服につかないように工夫して刈らなければなりません。

そして、我が家の再生休耕畑には・・。

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以前にも登場した不明の植物です。かなり大株になりました。

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こんな花が、まだ咲いていました。

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果実が生っているかと思い、捜しましたが見当たりません。

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花の様子などから、ナス科ではないかと思っています。もしかしたら、イヌホオズキ或いはアメリカイヌホオズキの変種かも?

この植物の名前が分かる方、教えてください。

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イヌホオズキも、除去対象の中では数が多い方です。結構大きく育ちます。アメリカイヌホオズキとの違いは、果柄の位置がズレている事で区別出来るそうです(アメリカイヌホオズキは、一点から出ている)。

◇実生栽培床の準備

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まだ直接花を見た事の無い、ハルザキヤツシロランの栽培実験に挑戦するつもりです。自生地を教えて頂き、実生床を一つ作りました。右の菌糸束が発芽・成長の手助けになるものか分かりませんが、種子が手に入るまで繁殖してくれるのを待ちます。

2017年11月19日 (日)

義母の家の植物観察

昨晩から今朝にかけて、かなり冷え込みました。萌の朝散歩が、だんだん辛くなって来ます。でも、日中は暖かな一日でした。

このところ、山歩きしていないのでネタ切れ気味です。今日は、静岡市の町中にある義母の家の植物を掲載します。山間部にある我が家では考えられないような事が・・。

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屋外軒下に置かれていた植物・・これは、ラン科パフィオです。びっくりするような大株に育っています。しかも、沢山の蕾がついていました。義母の家では、シンビジュームだけでなくパフィオまで屋外で冬越し出来ます。

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アロエだけでなく、ジャコバサボテンも屋外にあります。いずれも、こうして蕾をつけています。

更に・・。

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ハイビスカスも屋外栽培で、枯れずに花を咲かせていました!

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こちらはペチュニアです。ナス科だそうです。知らなかった・・。

我が家では、屋内に取り込んだだけでなく、ワーディアンケースに入れて加温しなければ冬越し出来ないような植物も屋外で冬越しし、こうして丈夫に育ち花を咲かせます。羨ましい限りです。

少し離れた場所、藤枝市岡部町で・・。

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センダンに沢山の果実が生っていました。この辺りでは、彼方此方で見かけます。晩秋の風物詩です。

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こちらは、紅葉したソメイヨシノの葉です。綺麗でしょ?

さて、明日はまた肉体労働です。歳なので、適当に頑張らなくては!

2017年11月18日 (土)

ベンケイソウ科の植物

雨の上に寒い一日でした。富士山は、かなり白くなったようです。屋外作業は出来ませんので、栽培している植物の世話をしました。

今日の記事は、我が家にあるベンケイソウ科の植物です。

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綺麗に紅葉しているでしょ?ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属・・ミセバヤの仲間です。鉢はサザエの貝殻。

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父親はヒダカミセバヤと言っていましたが、Web図鑑にはもっと葉の細長いものもあり、良く分かりません。ただ、葉の縁に鈍鋸歯があるのが特徴の一つだそうです。この個体には、鈍鋸歯が確認出来ます。

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少し置き場所が変わると、まだクリーム色や緑の葉があります。右は斑入りです。

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ミセバヤの果実です。

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ベンケイソウ科マンネングサ属・・マツノハマンネングサです。「絶滅危惧種を盗掘したのか?」いいえ違います。これは、以前の記事にも書きましたが、標本用に採ってきた種を五葉松の盆栽の根元に蒔いたところ、発芽したものです。

ヤシャビシャクなどもそうですが、過酷な環境に生える植物は、その環境以外のところでは結構発芽率が高いように思います。

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こちらも針葉樹の盆栽に生えていました。ベンケイソウ科マンネングサ属・・オカタイトゴメでしょうか?最近、家の周りで良く見かけるようになりました。

最後に・・。

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鉢植えのジュウガツザクラが咲いていました。春咲くサクラと違い、ポツポツ咲き、物悲しい感じがします。

先日、籾殻を沢山もらって来ました。野菜畑に蒔いてもかなり余るので、クンシランなど屋内取込み対象の鉢にも蒔きました。功を奏するのか分かりませんが、保温のつもりです。

2017年11月17日 (金)

その他の赤い果実

一両~億両以外の果実です。

【ナンテン】

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メギ科ナンテン属。「両」の付く別名は無いけど、「難転」・・難を転ずるという事で縁起の良い木とされ、江戸時代頃にはどの家にも植えられていたそうです。摘まんでみると、結構固い果実です。

【ウメモドキ】

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モチノキ科モチノキ属。葉や花が梅に似ている事から名付けられたそうですが、少し違和感があります。我が家には、同じ木に赤と白の二種類の果実が生ります。接木したものと思われます。

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雌雄異株とあります。我が家にある3本の木には、どれも果実が生りますので雌株ばかりのようです。園芸用に雄株を植えてもつまらないですね。でも、雌株だけで果実が生るのだろうか?

【ビナンカズラ/サネカズラ】

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マツブサ科サネカズラ属。こちらも雌雄異株だそうです。家の周りに繁殖しているけど、どれにも果実が生るように思います。ウメモドキと同じ疑問が残ります。

左のように綺麗な果実と、右のようにあまり綺麗ではない果実があります。場所のせいかな?

【アオキ】・【カラスウリ】

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アオキは・・アオキ科アオキ属。これも雌雄異株です。こちらは花の観察をした事があり、雌雄の木も観察しました。写真は我が家の生垣のものですが、付近の山林でも見かけます。シカの好物のようで、食害に遭った木を良く見かけます。

カラスウリ・・ウリ科カラスウリ属。これも雌雄異株で、花と果実の確認をした事があります。夜になると妖艶な花が開きます。

ついでに・・。

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庭に咲くチェリー・セージの花を撮ってみました。真っ赤な花は撮るのが難しい・・。シソ科アキギリ属。

少し前に、コンパニオンプランツに触れましたが、この植物はアブラムシ避けのコンパニオンプランツだそうです。野菜作りには、コンパニオンプランツも覚えて行かなければ・・。

2017年11月16日 (木)

縁起物の果実

裏庭植物園には、父親が栽培していたマンリョウやセンリョウが彼方此方に生えています。今日は、お金に因んだ(「両」の付く)お目出たい果実を集めてみました。

【一両:アリドオシ】

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普通のアリドオシの写真が見つからなかったので、アカネ科アリドオシ属ホソバニセジュズネノキ(ホソバオオアリドオシ)です。「千両万両有り通し」・・別名を一両。鎮守の森の住人です。

【十両:ヤブコウジ】

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サクラソウ科ヤブコウジ属。別名を十両。野鳥に種を運ばれ、裏庭植物園の住人になりました。

【百両:カラタチバナ】

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サクラソウ科ヤブコウジ属。別名を百両。

【千両:センリョウ】

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センリョウ科センリョウ属。そのままお目出たい名前です。

【万両:マンリョウ】

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サクラソウ科ヤブコウジ属。更にお目出たい名前です。右はこれから赤くなる果実です。

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赤い果実も、見比べるといろいろです。右は白いマンリョウです。どちらも、彼方此方に増えて困っています。

【億両:ツルシキミ,ミヤマシキミ】

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ミカン科ミヤマシキミ属。ツルシキミは、ミヤマシキミの変種です。マンリョウより果実が大きいのでオクリョウ(億両)と呼ばれたそうです。マンリョウの上があるとは知らなかった!有毒植物なのに、一番お目出たいなんて複雑・・。

2017年11月15日 (水)

下草刈りで出会った植物とキノコ

この日は、家の近くにある山林の下草を刈りました。他にも、数十年行った事の無い山林があります。どうなっているか想像すると、行くのが恐ろしくなります。

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ここは二度目なので、下草や雑木は小さく、仮払い機だけで済みます。

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左はクロモジの葉です。まだ小さな木ですが、刈らずに残して置く事にしました。右は、葉の表面や柄に短毛が生えていましたので、ヤマハゼでしょうか?こちらも残そう!

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紅葉したツタとキヅタです。キヅタは、除去した方が良いかな?

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良く見かけるけど、名前を知らなかったイネ科ササクサ属ササクサ・・観察会で覚えました。

先端部にある針のようなものはイネ科の植物に付く芒(ノギ)です。この写真では分かりませんが、下向きの棘があります。図鑑を調べると、ササクサの小穂は、いろいろ複雑なようです。その観察は、次の機会に・・。

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こちらは、コクランの葉と果実です。ラン科クモキリソウ属です。同属のクモキリソウは、冬に地上部が枯れますが、コクランは常緑です。どうして違うのでしょう?

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クロヤツシロランの果実もありました。もう種子が飛散して、少ししか残っていませんでした。今年はキノコの調子が悪かったせいか、クロヤツシロランの開花株も少なかったようです。

次はキノコです。

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父親が積んであった(堆肥のような)藁に生えていました。チャワンタケの仲間でしょうか?

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大きくなるとこんな感じです。キクラゲみたいですね。古くなると、右のように色が濃くなるようです。

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こちらはホコリタケの仲間です。指で摘まむと、真ん中直穴から煙のような胞子が出て来ます。

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こちらはニガクリタケ?落葉広葉樹(多分コナラ)の切株に生えていました。

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針葉樹に生えていたキノコです。左は、枯れ木全体が白くなっていました。

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右のキノコを接写してみました。毛糸の帽子みたいです。

キノコの名前が分かる方、教えてください。

身近な場所でも、自然観察は楽しいものです。名前が分かるようになると、更に楽しいですね。

2017年11月14日 (火)

アキザキヤツシロランの果実など

今日は、予報通り雨が降りました。萌の朝散歩の頃は、まだ良かったのですが・・。

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散歩が終わって富士山を見ると、笠雲がかかっていました。

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放置林の杉やヒノキが大きくなって、裾が見え難くなって来ました。右は、富士宮口五合目とその上の登山道辺りを、ズームしてみました。富士山の雪化粧が濃くなると、萌の散歩も辛くなって来ます。

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今日は、何が気に入らないのか、散歩の後餌をひっくり返していました(右後ろのシャッターのところ)。ほっぺを摘まんでお説教です。

前置きが長くなりましたが・・。

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これは、実生栽培実験で咲いたアキザキヤツシロランの果実です。容器は蓋をしてありますので、自家受粉したものと思われます。光合成をしない植物は、不思議がいっぱいです。

ところで、光合成をやめた植物(の種を運ぶ生き物)に関する研究論文が発表されましたので、紹介します。この論文の調査地は我が静岡県です。地域に住むものとしては、研究の対象に選んでもらえてとても嬉しいです。論文は、New Phytologistという国際誌に、11月9日付けでオンライン掲載されました。下記にリンクを貼りましたので、興味ある方は見てください。

光合成をやめた植物3種の種子の運び手をカマドウマと特定 ―風も鳥も哺乳類も手助けしない植物の種まき方法―

◇ New Phytologistの掲載ページ

◇ 日本語の解説文

2017年11月13日 (月)

季節だより観察会(西臼塚)③

季節だより観察会の最後の記事です。まずはカエデ属を集めてみました。

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黄色く染まったチドリノキの葉が、とても綺麗でした。チドリノキは、葉の形が他と違いますがカエデ属です。

右のカニのような葉は、イタヤカエデです。これは分かり易いですね。

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チドリノキの黄葉を少しズームしてみました。紅葉しているのは、コハウチワカエデのようです。

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左はオオモミジです。葉の縁が単鋸歯です。

右は、コハウチワカエデです。全体を撮りませんでしたが、葉柄が長く、毛が生えています。葉柄が長く毛が生えていなければ、オオイタヤメイゲツなどが考えられます。そういえば今回撮り忘れました。

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こちらが葉柄の毛(白い綿毛)です。かなりピンボケ・・

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左はエンコウカエデ、右はイロハカエデ(イロハモミジ)です。イロハモミジは、オオモミジと違い葉の縁が重鋸歯です。

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そして大きな葉のカジカエデ・・カナダ国旗に似ていますね。でも、カナダ国旗は、サトウカエデです。

右は駐車場に植えられたカエデの紅葉です。曇り空でしたが、帰り際に日が射しました。

地衣類も少し勉強しました。コケと名が付いていますが、どれも地衣類です。

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左はカノコゴケ・・鹿の子模様(鹿の背にある斑点に似た模様)からとったそうです。カノコユリも同じですね。

右はボンジゴケです。梵字・・仏教などで使用される古代インド文字です。こういうのはみんなモジゴケと呼んでいました。モジゴケ科クロモジゴケ属だそうですから、まぁ良いか・・。

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左はカラクサゴケで、右はボンジゴケの拡大写真です。

カラクサゴケのようなものはみんなウメノキゴケと呼んでいました。でも、Web地衣類図鑑を見ると、判別に困るくらいいろいろな種類があります。以前覚えたマツゲゴケと合わせて、これだけでも覚えておかなくては・・。コケや地衣類も難しい!

今回の観察会も、とても楽しかったです。一人歩きの多い私には、こういう観察会がとても楽しみです。富士自然観察の会の皆様、有難うございました。

2017年11月12日 (日)

再生休耕畑の野菜(11月中旬)

「季節だより観察会」の残り記事は後日にして、再生休耕畑の野菜を撮ってみました。

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こちらは、今年二回目のジャガイモです。年末に、新ジャガが食べられます。

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ダイコンも順調に育っています。立ち上がった葉の先端が垂れて来たら、収穫適期だそうです。以前は、適期を逃し、スがたってしまいました。

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左は紅芯大根です。そろそろ間引きしなくては・・。

右はソラマメです。ポットに蒔いた苗を移植しました。普通種以外に、赤いソラマメと鞘の長いソラマメも、植えてみました。

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移植が遅くなってしまい、ひょろひょろだったエンドウマメも何とか育っています。

中はニンニクです。数えたら65本ありました。右は、タマネギです。

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タマネギは、極早生、赤玉、大玉、普通種を植えました。積算用のカウンターで数えたら、470本ほどありました。右の苗に比べて左は細いですね。私は通常左の細い苗を植えます。そのために、マルチングの穴を小さく開けてあります。

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左は、球根を植え付けたニンニクです。成長が早いので驚きました。右は、趣味の野菜畑から移植したニラです。

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左は葉野菜ですが名前を忘れました。右はシュンギクです。シュンギクはもっと早く蒔くつもりだったのですが、うっかりして遅くなってしまいました。

ダイコン(アブラナ科野菜)の横に植えると、モンシロチョウなどの幼虫を防ぐ効果があるそうです。もう、ダイコンは収穫時期が間近なので、仕方ないですね。こういう植物をコンパニオンプランツと呼ぶそうです。

いろいろ植えてあるでしょ?素人農業なので、どれも試し植えみたいなものです。でも、植物を育てるのは、楽しいものです。

2017年11月11日 (土)

季節だより観察会(西臼塚)②

②は、女子受けのしない写真ばかりですが・・。

【キノコ】

◇ホコリタケの仲間

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ホコリタケの仲間が生えていました。パフパフすると、煙のような胞子を噴出します。幼菌の内は、食べられるそうですが、まだ食べた事はありません。いろいろな種類を見かけるので、どれが食べられるのか分かりませんので・・。

【変形菌/粘菌】

◇マメホコリ属マメホコリ

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ホコリタケの近くの倒木に生えていました。指で押すとプニプニしています。

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表面が、砂糖菓子のような感じです。これが「鱗片状のつぶつぶ」かな?

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強く摘まむと、中からオレンジ色の物体が出て来ました。

変形菌図鑑(変形菌:川上新一博士著)を調べると、マメホコリのページに次のような解説文が掲載されていました。

ついパフパフして胞子を噴出させたくなるが、それはマメホコリの思うつぼ。未熟な状態がまた綺麗な淡紅色、赤色、橙色だったりする。それを潰すとスプラッター状態になるので心して。直径は1cm前後。表面に鱗片状のつぶつぶが見られる。一年を通して主に腐木上に見られる。

ついでに、以前撮った変形菌と思われるものを集めてみました。夏頃、家族に図鑑を注文してもらいました。「年金の図鑑なんて買ってどうするの?」「バカ、粘菌だよ!変形菌!」・・趣味が合わないと、話が通じないで困ったものです。

◇モジホコリ科(変形体)、クダホコリ属コモチクダホコリ(未熟体)

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左:モジホコリ科の変形体らしいのですが・・。黄色いアメーバーのようですね。

右:コモチクダホコリの未熟体は、薄い肌色や桃色とあります。柄があってキノコみたいですね。

◇成熟した子実体(不明)

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成熟した子実体は、胞子の入っている袋(子嚢)が破れ、胞子が風によって飛ばされるそうです。うっかり吸い込んだら、鼻の中に変形菌が繁殖するかも?

◇ツノホコリ属エダナシツノホコリ

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同属のツノホコリは、枝分かれしていますが、こちらは枝分かれしていません。イソギンチャクの触手のような部分に見える小さな粒のようなものが胞子だそうです。

◇クダホコリ属クダホコリ

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ジャンボタニシの卵か辛子明太子のようですね。未熟な子実体は、鮮やかな赤や橙色と書かれています。

※図鑑で見て、名称を記載してみましたが、全て自信がありません。解説を読んで見ると、色彩もいろいろあるようだし、肉眼で確認出来る変形体→形成されたばかりの子実体→未熟な子実体→成熟した子実体など、各々姿を変えて行くのでとても難しいです。

ヤツシロラン類の実生実験で、キノコの菌糸とヤツシロランのせめぎ合いを見ていると、更に活動的な変形菌を飼ってみたい気持ちがあります。

2017年11月10日 (金)

季節だより観察会(西臼塚)①

今日は、富士自然観察の会さん主催の「季節だより観察会」に、参加させていただきました。今回の観察場所は、西臼塚でした。

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皆さん、童心に返って楽しんでいました。私?遠くから見ていてだけ・・

①では、蕾や果実などを集めてみました。

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和紙の原料として知られているミツマタです。黄葉が綺麗です。右は蕾です。シルクのような毛を纏って冬を越します。

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こちらはアブラチャンの蕾です。ボクシンググローブをはめた人形のようです。

別の木では・・。

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なんと花が咲いていました。通常の開花時期は、3~4月頃ですから、かなりせっかちな奴ですね。

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こちらは、メギの果実です。茎を煎じて洗顔薬に使われたことからこの名が付いたそうです。

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左はガマズミの果実で、右はメギの果実です。

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左はガマズミの果実です。このように白い粉のようなものが現れる頃が一番の食べ頃だそうです。どんな味かって?「初恋の味」です

右は、葉を撮り忘れましたが、果柄にイボ状の皮目が目立つことから、カマツカの果実だと思います。一つだけしか残っていませんでした。

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葉の落ちた林内を歩くと、落葉樹のはずなのに緑色の葉をつけた樹木を見る事があります。これは、ツルマサキが絡みついたものです。

ツルマサキの果実が落ちていたので撮ってみました。橙赤色の仮種皮に包まれた種子は、ツリバナやマユミと似ていますね。どれもニシキギ科ニシキギ属です。ツリバナは5裂し、マユミやツルマサキは4裂します。

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この赤い実は何だろう?紅葉も綺麗です。茎を見ると、コルク質の翼がありました。これは、ニシキギ科ニシキギ属の本家ニシキギでした。ニシキギの果実は、初めての出会いかも?

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小さなリンゴは、オオウラジロノキの果実です。以前、美味しいと言われて食べましたが、渋くて吐き出しました。もうだまされません。

右の赤い実は、トチバニンジンです。まだ残っているなんて、結実がかなり遅かったのかな?

富士山麓は、かなり冷え込むと思っていたのですが、幸い風もなく良い観察日和でした。②に続きます。

※スマホをPCモードにして見た時、ニシキギの写真が横並びにならない不具合を修正しました。時々、原因の分からない不具合な現象が現れて困ります(2017-11-11)。

2017年11月 9日 (木)

ヒヨドリジョウゴとマルバノホロシ

数年前から、裏庭植物園にヒヨドリジョウゴとマルバノホロシが生えるようになりました。種を運んで来たのは、ここに遊びに来る野鳥だと思います。食料持参で遊びに来たようです。

【ヒヨドリジョウゴ】

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「全体に軟毛が密生する」と書かれています。

【マルバノホロシ】

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ヒヨドリジョウゴの果実と似ていますが、果柄などに軟毛が生えておりません。また、ヤマホロシとも良く似ていますが、ヤマホロシは若い葉の裏表に短毛があります。また、下部の葉は、3~5裂する事が多く、葉の基部にも違いがあります。

(葉の比較)

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左がヒヨドリジョウゴで、右がマルバノホロシです。マルバノホロシと似たヤマホロシの葉の基部は、切形になります。

ついでに、裏庭植物園で見かけた黒い果実も掲載します。

【ヤブミョウガ】

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白色から淡い緑色、そして熟すと緑色を帯びた黒色(図鑑では藍紫色)に変色します。

【シオデ】

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こちらは周りが黒いと見難いので、曇り空を背景に撮ってみました。

何時か、裏庭植物園の植物目録も作りたいものです。でも、名前を調べ切れるだろうか?

今日は、富士市環境部廃棄物対策課の、不法投棄物の回収作業に立ち会いました。ゴミ収集日に出せば、回収してくれるようなゴミまで、林道脇の林に投棄されています。わざわざ、山林に捨てなくても良いものを・・。理解に苦しみます。

2017年11月 8日 (水)

三回目のナメコ

今日は、午後から雨が上がると思っていたのですが、結局降ったり止んだりの一日でした。

裏庭で栽培しているキノコの様子を見ると・・。

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ナメコのエリアに、不明なキノコが出ていました。傘に毛が生えています。

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左が、不明なキノコの成長した姿です。毛が無くなり、黄色っぽくなって来ました。

右はナメコです。以前、クリの榾木で栽培した時は一年で終わってしまいましたが、河津桜の榾木では、3回(年)目の出現です。上手く行くと、3~7年収穫されるそうですから、上手く行っている方かな?

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ナメコは、著しい粘性があります。柄の部分にある鍔のようなものは、傘の裏にあった幕が垂れ下がったものです。

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こちらは、ナメコの幼菌です。素手で触るのを躊躇したくなるくらい、粘性が強いです。

隣では・・。

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シイタケも姿を現していました。

ナメコの子実体が、どういう条件で(温度など)出現するのか分かりませんが、毎年11月半ば頃から姿を現しています。

この他に、キクラゲを植菌してありますが、こちらは一度も姿を見せてくれません。失敗したようです。

2017年11月 7日 (火)

不法投棄監視パトロールで出会った植物

明日は雨予報・・またパソコンと睨めっこかな?

不法投棄監視パトロールで出会った植物を集めてみました。

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林道脇は、殆どがスギやヒノキの林です。ずっと昔は、お茶を栽培していたようで、私の背丈を超すくらいに成長したチャノキを良く見かけます。ツバキ科ツバキ属ですから、ツバキの花とよく似ていますね。

林床を見ると・・。

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クロヤツシロランの果実を発見!花柄(果実柄)が伸びるこの時期だからこそ、新たな自生地を見付ける事が出来ます。右の写真を見てください。花茎と花柄の境が見えます。花はこんなに地面すれすれに咲きます。しかも枯葉と同系色なので、最初の出会いは果実の時期という事になります。

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フユイチゴも、果実が生り始めていました。

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林道脇には、テンニンソウとナギナタコウジュの残り花が咲いていました。

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ナギナタコウジュの花を、接写してみました。綺麗な薄紫の花ですね。でも、葉を揉むと独特の臭いがあります。帰宅して手を洗うまで臭かった・・。

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今年は、絶滅危惧種に指定されているホソバツルリンドウを見る事が出来ました。こちらは、近くの山林でも良く見かけるツルリンドウです。花柱の付いた赤い果実は、リンゴに似ていると書いた事があります。でも、右の果実のように歪なものも時々見かけます。

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もう少し先になると、苞や萼が外れリンゴが良く見えるようになります。

ところで、ホソバツルリンドウの果実(種子)を観察したいと思っているのですが、花が沢山付いていても、無事結実するのだろうかと思えるほど、どの花も元気がありません。綺麗に開いている花には、あまり出会えません。こんな状態で、送粉者が訪れるのだろうか?もしかしたら、萎んで自家受粉するとか・・。

ツルリンドウは液果ですが、ホソバツルリンドウは蒴果だそうです。蒴果が多いリンドウの仲間の中で、ツルリンドウは変わり者という事になりますね。

2017年11月 6日 (月)

種子の風散布

イチヤクソウの仲間の種子は、微細種子だと学びました。ランも微細種子を宿し、一部の種類を覗いて風によって運ばれます。今日は、風散布される種子を二種類観察してみました。

【キンリョウヘン】

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ニホンミツバチを誘引する事で知られる、ラン科シュンラン属のキンリョウヘンの果実です。鞘(←正式な名称が分かりません)が思ったより硬い・・。

栽培品を見ると、果実は同時に熟さず、一つ一つ順番に熟して行くようです。

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種子は鞘の内壁に固定されており、一気に飛ばされない(零れ落ちない)ようになっています。

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とても小さな種子です。ヤツシロラン類の種子とそっくりです。中央が飴色になっているところも・・。

【シュンラン】

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同じくラン科シュンラン属、シュンランの果実です。

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こちらは鞘の隙間から零れ落ちていました。写真に写っている綿のようなもので固定されているようですが、キンリョウヘンの種子の方がずっと強く固定されているようです。

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キンリョウヘンの種子と似ていますが、並べてみたところ少し長いように思います。いずれにしても、とても小さくて鼻息でも飛ばされてしまうくらいです。

【ウバユリ】

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ウバユリの種子も風散布ですが、こちらは翼果です。ユリの仲間は、鞘の間に写真のようなガードがあって、鞘が割れた時に一気に零れ落ちないようになっています。

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種子は、側面からではなく上から飛んで行くような構造ですね。

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平たい種子に大きな翼が付いています。ジイソブ(ツルニンジン)などに比べると、ずっと大きいから、遠くまで飛ぶのかな?似た花を咲かせるバアソブの種子は、翼が無く黒い粒です。絶滅危惧種になった要因の一つは、種子にあるのかも?

風散布する種子は、ランなどの微細種子、カエデやユリのような翼果、フウセントウワタなどの風船型果実、少し前に登場したボタンヅルなどのように羽毛や冠毛を持つ果実などに分けられるそうです。植物もそれぞれに、工夫していて面白いですね。

2017年11月 5日 (日)

菊花展(三日市浅間神社)

下界に降りたついでに、三日市浅間神社に寄って来ました。

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富士市として、世界遺産の構成資産に立候補してほしかった神社です。この日は、七五三の御参りと、菊花展で賑わっていました。

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一本の茎を三本に枝分かれさせたもの・・大菊三本仕立てと呼ぶそうです。下がっている花弁を「走り弁」と呼び、その長さや形などが鑑賞のポイントになるそうです。玄人好みの趣ですね。

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名前を知っている人の作品が展示されていました。三品とも同じ栽培者の作品です。三つも受賞するなんて凄いですね。

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私は、このタイプの菊が好きです。「管物(くだもの)」と呼ぶそうです。フルーツの書き間違いではありませんよ。

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あまり見かけない菊です。大菊って、舌状花の花弁の裏側を見ているんですね。

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ストロボ使用で撮ってみました。

菊の栽培は、とても手間のかかる作業だと聞きました。しかも、出展するのには、その時期に合わせて一番良い状態に育てなければなりません。栽培者のご苦労が伺えます。

今回は、懸崖が少しありましたが、お気に入りの盆栽菊は見当たりませんでした。スペースの関係もあるのでしょうが、背の低い菊が後ろにあったり、達磨作りや福助作りの花の位置に虎ロープがあったりして、ちょっと残念な気もしました。

我が家では・・。

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父親が何種類か残しましたが、不肖の息子が世話をせず、この他に3種類くらいしか残っておりません。

今日は、シンビジュームとクンシランを庫内に取り込みました。父親が使っていた菊鉢は、大株になった両者の植え替え用に使っています。丁度良いので・・

2017年11月 4日 (土)

林道脇の植物観察(静岡市某所)

世間では三連休・・紅葉見物で、彼方此方混雑しています。混雑は苦手なので、混み合う事の無い林道を走ってみました。

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風になびくススキの穂がとても綺麗でした。

その下を覗くと・・。

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コウヤボウキの花が咲いていました。

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面白い花でしょ?

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こちらは、赤褐色の冠毛の色が更に濃くなっています。花も終盤を迎えているようです。

コウヤボウキの隣には・・。

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ウメガサソウとミヤマウズラが、並んで生えていました。

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ミヤマウズラは、子株が点々と生えていました。実生で増えたもののようです。

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ウメガサソウは、沢山見られました。果実のドライフラワーが幾つかありましたので、花の季節が楽しみです。

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こちらが、ドライフラワーです。ウメガサソウは、ツツジ科(旧イチヤクソウ科)ウメガサソウ属に分類されています。

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近くには、同じくツツジ科のイチヤクソウ属・・イチヤクソウが生えていました。

ウメガサソウもイチヤクソウも、葉緑素を持ち光合成を行いますが、菌へも依存している部分的菌従属栄養植物だそうです。ラン科植物のように微細種子を作り、共生菌の助けを借りて発芽するそうです。植物の世界は不思議がいっぱいですね。

2017年11月 3日 (金)

未踏エリアの探索④

未踏エリア・・亜高山帯で出会った植物の続きです。

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イチヨウランは葉の更新が終わり、来年頑張る葉が出ていました。もう少し前だと、黄色くなった葉と緑の葉が見られます。その時期だけ、一葉ではなく、二葉になります。

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こちらにも・・。良く見ると、蕾があります。イチヨウランは、早春か葉の更新時期が見つけやすいと思います。早春は、他に緑が少ないからで、葉の更新時期は、黄色い葉が目立つからです。

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こちらは、ミヤマニンジンの葉と果実です。果実の時期も意外と綺麗です。

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針葉樹林の林床には、コバノイチヤクソウが目につきました。この標高では、他にジンヨウイチヤクソウ、コイチヤクソウなどが生えますが、このエリアはコバノイチヤクソウだけしか見られませんでした。

フデリンドウもポツポツ見られます。この植物は、広範囲の標高に生えるようです。

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大岩に生えていたヤマトリカブトです。果実が出来ていました。この近くで、イワシャジンも確認していますが、この岸壁では見つかりませんでした。

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同じ岩に生えていたダイモンジソウです。富士山では、樹木に着生する姿が見られますが、この辺りから上では、樹木に着生する姿は見た事が無く、このように岩に生えています。標高2,000mを超すところでも、大岩に生えている個体に幾度か出会いました。

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葉の切れ込み、葉の毛、花弁の長さや先端の形などで、ミヤマダイモンジソウと区別されるそうです。これがミヤマダイモンジソウなのか私には良く分かりません。

高山でなくても毛の生えていない個体はあるし、葉の切れ込みもいろいろです。花弁の長さや形も、群生する愛鷹山の渓谷で見ると様々ですので、私は区別しないでダイモンジソウと呼んでいます。

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ツリバナの果実も見る事が出来ました。この辺りでは初めての出会いです。ツリバナにも、いろいろな種類があるようですが・・。

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大理石模様だったマイヅルソウの果実が、透明感のある赤色に変身していました。綺麗でしょ?

この季節は、紅葉だけでなく、足元の植物達の変化を見るのも楽しいものです。

2017年11月 2日 (木)

センニンソウ属の果実

山野が紅葉に染まる頃、綿毛の花が目につくようになります。綿毛の花・・羽毛状の冠毛を付けたキンポウゲ科センニンソウ属の果実(痩果)を集めてみました。

【トリガタハンショウヅル】

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標高1,700mくらいのところで出会いました。

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「花柱が羽毛状に長く伸びる」。羽毛状の冠毛の付いた果実が、キンポウゲ科センニンソウ属の特徴です。

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この辺りを歩いていると、左のような葉をつけた小さな個体を良く見かけますが、開花株にはなかなか出会えません。右は、この辺りで一番最初に花を見たトリガタハンショウヅルです。

【ボタンヅル】

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標高1,000m辺りで撮りました。花の無い季節に、道路沿いを賑わせてくれます。

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下のセンニンソウと比較されますが、葉の形で区別出来ます。葉は1回3出複葉、小葉の先端は尖り、縁は不揃いな鋸歯状になります。

ボタンヅルとセンニンソウは混在して生えている事もありますが、私の探索範囲では、全体的にボタンヅルの方が少し標高の高いところに生えています。

【センニンソウ】

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こちらは、標高300mくらいの場所で撮りました。ボタンヅルに比べて、痩果の側面が幅広ですね。

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上から見ると、クモヒトデを連想させます。葉は羽状複葉、小葉の先は細まり鈍角。この個体は特に鈍角のような気がします。

【シロバナハンショウヅル】

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これも、上のセンニンソウと同じ場所に生えています。富士市では、なかなか出会えない希少種です。

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果実はまだ青く、羽毛状の冠毛も他に比べて短いですね。また場所の関係かもしれませんが、他の仲間に比べて結実率が低いようです。

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太い蔓を見ると、節の部分から新しい目が姿を現していました。残り葉は、右だけ・・。

【クサボタン】

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以前撮った写真ですが・・。標高1,400m辺りです。痩果の数が多く、冠毛もふわふわした感じがします。

今日は、月二回の不法投棄監視パトロールを行いました。TVや家庭ごみなどの不法投棄がありました。何処にでも平気でごみを捨てるダメな大人にならないよう、幼少よりの教育が大切だと思います。

2017年11月 1日 (水)

未踏エリアの探索③

途中で見たカエデ属の黄葉など・・。

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葉を落とした落葉樹が多い中、カエデ属は黄葉を見る事が出来ました。

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中には、一枚だけ残ったものもありました。葉柄が長い事と落ちた葉を見たら葉柄に毛がありませんでしたので、オオイタヤメイゲツでしょうか?

右は緑色のままです。遅れて出た葉かな?ミネカエデのようです。

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イタヤカエデも葉が残っていました。風で揺れるので、ピンボケばかり・・。

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この辺りで多く見られるのは、オオイタヤメイゲツとハウチワカエデだと思います。

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左の写真の右端を見てください。裂片の先端が切り取られたようになっています。

右はサラサドウダンだと思います。

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光を浴びて、黄金色に輝いていました。次回は花の季節に訪れてみたいものです。

依頼を受けた頭脳労働は、官庁への届け出が絡みます。最近はインターネット申請が多くなって、事前打ち合わせや、質問などが難しくなってきました(電話連絡しても繋がらないなど)。顔を突き合わせて話をすれば一度で済むものも、2ヶ月以上も経って「不備がある」とメールが入ったそうです。依頼者は、客先への対応などに苦慮しているようでした。

全国から苦情が殺到しているようで、関係官庁のHPにその事に触れたページがありました。でも、ちゃんとした改善策は提示されておらず、「申請を早めに出すように・・」と言うような文章が書かれていました。2ヶ月後に再提出で、再申請してまた2ヶ月も経ってしまっては、お客さんへの引き渡しが出来ず保証問題にもなりかねません。

人手不足なら、議会中に欠伸や居眠りをしているような無能な議員を首にして、役に立つ職員を補充すれば良いものを・・。国会議員だからと言って、当選してしまえば任期中のうのうとしているような輩を雇用するのは、国民の意志ではありません。つい、話がそれてしまいました・・

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