果実いろいろ②
家の周りで見つけた果実の続きです。
左は、萌の散歩道に生えるエビネの果実です。ラン科植物は種子に発芽の養分を持たないため、共生菌の助けを借りないと発芽できないそうです。発芽率はかなり低いようで、周辺を見ても実生苗にはなかなか出会えません。だから、沢山の種子を宿しているのかな?
右は、ニホンミツバチが好むキンリョウヘンの果実です。こちらはシンビジュームの鉢にでも蒔いて見ようかな・・。
左は、鎮守の森のムクノキに着生していたムギランの果実です。鞘の繋ぎ目が見えています。
右は、針葉樹の寄せ植えに着生したクモランです。ここに種子を供給した親株の場所は、まだ捜索中です。
こちらは、フヨウの果実です。庭の彼方此方に苗が生えています。成長の早い植物で、発芽から開花までにそれほどかからないようです(2~3年?)。種子の表面を齧って傷をつけると発芽しやすくなるとか・・面白いですね。
似た果実ですが、左はホトトギスで、右はヤマホトトギスだったと思います。花の付き方や果柄の毛なども区別点になります。
コバギボウシの果実です。実生で彼方此方に生えています。
黒く平たい種子が姿を現します。私はまだ食べた事はありませんが、ギボウシは山菜として食べられるそうです。再生中の休耕畑に蒔いてみようかな・・。
こちらは、庭に生えているイヌショウマの果実です。山野からの盗掘ではありませんよ。どこからか種子が運ばれ、勝手に繁殖しています。
山間の地に住むと、野鳥だけでなくいろいろな植物がやって来て楽しいです。時々、公害の臭気もしてくるけど・・。
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むしさん、お早うございます。
私がキンリョウヘンを知ったのは、安曇野の友人から「静岡へキンリョウヘンを買いに行く」と連絡があった時です。
ミツバチを巣箱に誘引するためだと聞いて驚きました。
遠州方面に栽培農家があるそうで、我が家の株は森~春野の道の駅で買って来ました。
ランは、面白いですね。
投稿: やまぶどう | 2017年10月27日 (金) 08時10分
そういえば、ですが。
鎌倉の民家の松の樹に、小さなシンビみたいな実生が生えていたのを持ちかえって来たら数年後にキンリョウヘンが開花して驚いた事があります。まだ実家に有りますが保温なしでも未だに開花してますね。
かなり強健で、適応力も強いみたいです。
投稿: むし | 2017年10月26日 (木) 21時24分
むしさん、今晩は。
来年、食べてみます。
再生中の休耕畑は、山菜エリアも作ってあります。
植物 を育てるのは、楽しいです。
投稿: やまぶどう | 2017年10月24日 (火) 21時19分
こんばんは。ギボウシは、とても美味しいですよ。おひたしがオススメです。
意外な程にイケますよ!
投稿: むし | 2017年10月24日 (火) 20時28分