低山に生えるシャクジョウソウ
亜高山帯の針葉樹林でばかり見ていたシャクジョウソウが、近くの落葉広葉樹林で数多く見られるようになりました。見慣れた場所も、侮ってはいけませんね。
ただ、亜高山帯のものと低山のものは少し感じが違って見えますが、同種だそうです。
◇8月14日撮影
小雨降る林内に咲いていたシャクジョウソウです。今迄見ていたのとは違うエリアに生えていました。
花を覗いてみると、大きな柱頭が見えます。白いものはオシベ(花粉)でしょうか?花弁には長い毛が生えています。
左と中は今年の果実です。花は下向きに咲きますが、受粉して子房が膨らむと、だんだん上を向いて来ます。右は昨年の果実です。
ギンリョウソウが液果なのに対して、シャクジョウソウやアキノギンリョウソウは蒴果になります。タイミングが合えば、種子を撮ってみたいと思っています。
友情出演で、その近くに生えていた変わった形のキノコを掲載します。
ツチグリ科ツチグリ属ツチグリに似ていますが、Web検索すると、ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属のようです。
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