鎮守の森のムギラン
少し前に、鎮守の森のタブノキ(クスノキ科)が倒れたと聞き、見に行って来ました。
目通り3m以上もあると思われる巨木でした。マメヅタに覆われた幹が、歴史を感じさせてくれます。
黄緑色のマメヅタの中に、色の違う部分があります。もしかしたら・・。
ムギランは、樹上の高い所に着生していますので、こんな至近距離で見る事はなかなか出来ません。
日照の良いところの葉は、左の様に短く、マメヅタくらいの大きさです。二段目の葉と比べてみてください。
こちらは、ヨウラクランです。右は、日照の悪いアカシデの幹に着生していたものです。葉の色がかなり違いますね。
ムギランは、こんな花を咲かせます。
翌日、お祓いをした後伐採処分されるとの事なので、救済措置としていくらか採取して来ました。我が家のイヌマキの木と、地主さんに承諾を得ているある山林の木にも着けて来ました。無事活着してくれると嬉しいのですが・・。
ムギランは、環境省、静岡県とも準絶滅危惧種(NT)に指定されています。その他、全国で絶滅危惧種に指定されている地域が多々あります。
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