ダイモンジソウ
ジンジソウの次は、似た花を咲かせるダイモンジソウの登場です。
「山地の湿った岩場などに生える・・」とありますが、富士山では樹上に生えているものが殆どです。山のダイモンジソウは、かなり前に掲載しましたが、花の寿命が長くまだ彼方此方で見る事が出来ます。
標高2,000m辺りでも稀ではありますが、ダイモンジソウを見る事があります。高山型で、ミヤマダイモンジソウと呼ばれる種があるそうですが、私にはその区別が良く分かりません。Web図鑑に掲載されているミヤマダイモンジソウのような花を、標高の低い所でも見る事があるからです。
ダイモンジソウの花は変異が多く、良く観察すると個体毎にいろいろな違いがあります。この花と上の花では、萼の先端が違っています。上が尖っているのに対して、こちらは丸みを帯びています。
まだこれからの花もありますが、父親が育てていたダイモンジソウの花も掲載します。
淡いピンクで、ほろ酔いの花ですね。そして、この花は花弁に切れ込みがあります。
この二つの花も、花弁の形が変わっているでしょ?
こちらは真紅の花弁です。最近は、ホームセンターの園芸コーナーに、「これがダイモンジソウ?」と思えるような派手な花が並んでいます。
右の花を見てください。「花弁は5個、下部の2個は長い」とありますが、この花は6個あります。変異の多い花は、それを見付けるだけでも面白いですね。
« ジンジソウ(尾白川渓谷) | トップページ | 鎮守の森のムギラン »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
コメント