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2017年10月15日 (日)

渓谷の植物観察①

雨続きで、PC画面を見る時間が多くなり、目が疲れます

愛鷹の渓谷で出会った植物を集めてみました。

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渓魚の潜んでいそうなポイントが彼方此方にあります。

この渓では、右のような岩を良く見かけます。剥がしてみると、柱より板に近いから板状節理でしょうか?

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大岩が並ぶ渓谷なので、バランスをとりながら進むのに、写真の相棒が欠かせません。白樫の武道具で、長さ4尺2寸×太さ8分の杖(じょう)です。今迄、幾度も助けられました。

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この渓に咲くトリカブトは、ヤマトリカブトだと思っています。花色が濃いですね。

山渓の図鑑には「葉は3~5中裂と切れ込みが浅いのが特徴」とありますが、このように葉の切れ込みが深いものと、浅いものがあります。植物図鑑・撮れたてドットコムには、ヤマトリカブトの中で、「草原に生え、茎が直立して葉の切れこみが深いものは、ハコネトリカブトと呼ばれる」と書かれています。葉での区別は難しいようです。

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花色は個体毎に変異が多く、右のように薄いものもあります。尚、花柄には細かい屈毛が生えていました。

「上萼片は、僧帽形、くちばしは長く、水平に突き出す」・・僧帽形だとは思うけど、長いか水平かは、良く分かりません

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花の中を撮ってみました。オシベには、毛のあるものと無毛のものがあるそうです。この個体には、疎らに毛が生えていました。

トリカブトは、種類が多い上に変異もあるようで、図鑑を見ても迷うばかりです。どうも、烏帽子(上萼片)の中に隠れた花弁の形も、併せて観察した方が良いようです。次回は、そちらも・・。

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左は、断崖の所々で見かけるイワナンテンです。最近、この花も見ていません。

そして、右は数年間気にしながら、花の時期を逸している野生ランです。幅広の葉が2枚、あまり離れない位置に見える事から、オノエランではないかと思っています。

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左も花の時期を逃してばかりの植物です。以前見た咲き残りの花から、モミジバハグマだと思います。

右は、例年この渓では沢山の花を見る事が出来るホトトギスです。でも、今年は例年よりもずっと少なかった・・。度重なる増水で、流されたのではないかと思います。

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この渓では、イワタバコも各所に群生しています。右は果実です。この植物も、断崖以外では例年よりもずっと少なく感じました。

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薄暗い渓谷で一際目を惹く、暖色系の果実が生っていました。

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ツリバナの果実です。同じくニシキギ科ニシキギ属の、マユミの果実に似ていますね。

②に続きます。

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